ディズニー・チャンネル出身の女優で歌手のデミ・ロヴァート。映画『キャンプ・ロック』のヒロイン役やドラマ『グリー』のダニ役を通して日本でも知られるようになり、今は歌手としても大活躍。今年の9月まで、元「ジョナス・ブラザース」のニック・ジョナスともツアーを行なっていて、現在はソロでツアーの真っ最中。そんな彼女が突然Twitterで休業宣言をしたものだから世間は大騒ぎ!

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2017年が待ち遠しいわ。スポットライトを浴びる生活と音楽活動を休止します。私はこの世界やメディアに向いてないの」

あまりの突然のことに驚きを隠せないデミのファン=Lovatics(ロヴァティックス)たち。そんなファンのひとりが「でも戻ってくるよね!?」と質問すると…

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「分からないわ。もう価値を感じなくなったの。正直に言うと、チャリティをしたいと思ってる」

これにはLovaticsも大ショック。来年の2月までツアーの予定が入っているから、その後長期の活動休止に入る可能性がありそうだ…。

わずか6歳で子役デビューしたデミ。24歳にしてすでに18年のキャリアを積んできたことになる。その人生は濃く、たびたびメディアでも取り上げられるほど。

学校ではイジメにあい、13歳から高校卒業までホームスクーリング(自宅学習)で学んだデミ。輝かしいはずのディズニー・チャンネル時代はかなりハードだったそうで、今でも忙しくなると当時を思い出して不安な気持ちになるんだそう。

また2010年には、コカイン使用やアルコール依存症、摂食障害に加え、自傷行為や躁うつ病を患ったことでリハビリ施設へ入所したことも。リハビリを終えてからも、完全にコカインやアルコールなどを断ち切るまでには辛く長い道のりがあったようだ。いまだに映画でコカインを使用しているシーンなどを見ると、またドラッグに手を出す引き金になるのではと不安に思うんだとか。ドラッグを使用する人が多いクラブ等にも足を運ばないようにしているのだそう。

人生の酸いも甘いも経験したデミは、次第にチャリティ活動に重きを置くようにイジメ撲滅を目指した活動や、精神障害に苦しむ人が治療を受けられるよう金銭的支援するプログラム「ロヴァート・トリートメント・スカラーシップ・プログラム」を立ち上げたり、リハビリに苦しむ人々をライブへ招待するなど、積極的にチャリティに参加している。

さらに今年の6月、6年間にわたり交際してきた俳優ウィルマー・バルデラマとの破局を発表。辛い時期を支えてくれた彼とのお別れについては、『グラマー』誌にこのように語った。

「私のすべてを知ってくれている彼と別れることは辛いけど、新たに誰かと1からスタートするのはいいことかもしれない。だって若かった頃の私と、今の私は別人だから。それに、ウィルマーと交際していたとき、私は常に病気だったの。私のどこかが常に悪くて、それが彼との恋愛の一部になっちゃってた。だから私もそれから解き放たれる必要があったのよ」

多くを乗り越えてきたからこそ、良い意味で心境の変化があったに違いない。演技にも定評があり、同世代のシンガーの中でも、ずば抜けた歌唱力を持つデミ。パワフルに活躍してきた彼女をしばらく見られないとなると寂しいけれど、デミの真っ直ぐな意志に敬意を払い、今後のチャリティ活動も見守っていきたいところ!