先日カナダでのロイヤルツアーを終え、世界中のメディアに愛くるしい姿を披露してくれたジョージ王子。新しいものが公開されるやいなや、ついつい見てしまうジョージ王子の写真の数々だけど、ふと気になる点が…。

なぜ、ジョージ王子はいつも半ズボンなの?

このたび、その理由が明らかになったもよう。実はイギリス上流貴族ならではの伝統文化が関係しており、小さな子供が長ズボンを履くことは"田舎くさい"と見なされてきたんだとか。

マナー講師のウィリアム・ハンソン氏によると、「小さな男の子が半ズボンを履くのは、イギリスならではの風習です。長ズボンは成人男性向けのものと考えられており、子供の半ズボン姿は階級を表す暗黙のサインでもあるのです。時代の変化とともに少しずつ変わりつつはありますが、小さな子供が長ズボンを履くことは中流階級特有のものとされており、"田舎くさい"と思われているんです。『田舎者』と言われたい上流貴族なんていないはずですよね」とのこと。

ジョージ王子1
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ジョージ王子2
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ジョージ王子3
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確かに改めて振り返ってみると、やっぱり常に半ズボン。

ウィリアム王子とヘンリー王子の幼少時代を見てみると…

ウィリアム王子とヘンリー王子
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こちらもやっぱり半ズボン。

「風習として一般的に、男の子は8歳ごろから長ズボンを履き始めると言われています」とハンソン氏は解説。

「歴史的に遡ると、たぶんこの風習は16世紀の"Breeching"(赤ちゃんがガウンからブリーチと呼ばれるひざ丈の服に初着替えする儀式)に由来しているんですよ。イギリスの上流階級の人々は伝統を重んじますから、あえてこの古くからの風習を取り入れていると言えるでしょう」

つまり、普段何気なく見ていたジョージ王子の半ズボン姿は、高貴な血筋の象徴だったということ。なるほど、勉強になりました!