「都会での生活に満たされないものを感じたヒロインが、自分探しの旅に出る」という内容が世界中の女性からの共感を得た『食べて、祈って、恋をして:女が直面するあらゆること探究の書』。ジュリア・ロバーツ主演で映画化もされた同作だが、著者のエリザベス・ギルバートが書中でも登場するバリで出会った夫と7月に離婚したことで話題に。

当初は、理由を詳しく明かすことなく「友好的な別れで、理由はとてもプライベートなことです」とだけ発表。しかし今週、元夫との離婚はひとりの女性との恋愛が原因だったことを告白。

その女性とは、15年来の親友で作家のレイヤ・エライアスのこと。交際前からレイヤがエリザベスのことを「妻」と呼ぶほど仲が良かったふたりだったが、今年の春にレイヤが癌を患っていることが発覚。不治の病を抱える親友を前に、はじめてエリザベスは本当の気持ちに気づくことができたのだと、Facebookで明かした。

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「レイヤの病気を知ったとき、私の心の奥にあった扉(今まで扉があったことにも気づいていませんでした)が開くのを感じました。それからは、私の人生の中心は彼女になりました。キャンセルできることは全てキャンセルし、彼女に寄り添って今もずっと一緒にいます

「死は、これまで存在していた嘘を全てクリアにしてくれます。私は現実を突きつけられたのです。単に彼女を愛しているのではありません。私は、彼女に心を奪われています。その真実を否定する時間はありません。彼女にこの気持ちを知らせずに、そして私も知らずに、彼女の手を握り最期をベッドの横で看取っていたかと考えると、気を失いそうな気持ちになりました。真実を一度知ってしまうと、もう後戻りはできません。自分の本当の気持ちに気付いたからには、無視することはできないんです


「私は彼女を愛し、彼女は私を愛してくれています。私は、彼女のパートナーとして、癌との道のりを一緒に歩んでいきます。今、いるべきところに私はいます。この場所以外に私の居場所はありません」

自分の気持ちに正直に、新たな道を歩むことを決めたエリザベス。たとえ不治の病という壁が立ちはだかろうとも、寄り添い合って後悔のない人生を歩むことを決意した2人の姿は美しい。