現在休業中のワン・ダイレクション。ゼイン・マリクが脱退し、ソロシンガーとして大成功している中、現メンバーも次々とソロ活動に向けて着実に話を進めている。
ファンの間では、歌声が聴けるだけで嬉しいと中、1人複雑な想いを抱えているようで…。
それが、『Xファクター』で彼らの才能を見出したサイモン・コーウェル。自身のレーベル「Syco」と契約を交わさなかったことにかなりお怒りだったとか。
ハリー・スタイルズは今年の6月にワン・ダイレクションと同じ「コロムビア・レコード」と契約。
リアム・ペインが7月に「キャピトル・レコード」と契約。
「キャピトルと契約ができて嬉しく思います。これまでに素晴らしいアーティストが所属している会社なので、私も同じように活躍できることを願っています」
ゼインが契約したレーベル「RCA」、ハリーが今年の6月に契約した「コロンビア」とサイモンが設立した「Syco」は「ソニー・ミュージック」の傘下にあり、全く無関係ではない。しかし、リアムが契約した「キャピトル」は完全なライバル会社のようで…。
リアムの契約について、サイモンはこのように『The Sun』へコメント。
「正直に話すと、ちょっとムカつくよね。何年も一緒に仕事をしてきたアーティストが他のレーベルに取られたんだから。でもそれが音楽業界だよ。だけど他のメンバーは、同じようなことはしないと思うよ」
メンバーのことを「忠実」だと話しながらも、リアムの名前を伏せたサイモン。
「私はメンバーと連絡を取り合っています。全員ではありませんが、ほとんどのメンバーと。みんな義理堅い。こういう関係性はなかなか築けないもの。ナイル、ハリー、ルイは素晴らしいよ」
その後、ナイル・ホーランとのソロ契約を匂わせた。
「ナイルが一番忠実ですね。近々(ソロ活動について)発表できると思います」
…が、しかし! ここへ来て、ナイルが「ユニバーサル・ミュージック」と契約したと発表された。
「Syco」側は、巨額のギャラで契約を進めようとしたが、「ユニバーサル」がさらに高い金額を提示したとのこと。最後まで「忠実」だと言い、一番期待を寄せていたナイルが他社と契約をしたことについて、まだサイモンはコメントをしていない。
残るメンバーはルイ・トムリンソンのみ。
ルイは父親になり、他のメンバーとは少し違う道を進んでいるよう。ソロ活動に興味があるのか現時点ではまだ分かっていないが、ルイはサイモンの最後の希望?
いろいろな大人の事情があるようだけど、ファンの反応はと言うと… ただの内輪揉めとしか考えておらず、メンバーの活躍を喜んでいる。
「ナイルの美声でいっぱいのアルバムが手に入る」
未だにグループ活動再開のニュースは聞こえてこないけど、今年の夏に入って続々とソロ活動が進みだしたワン・ダイレクション。先に新曲を出すのは誰になるのか、今から楽しみですね。