今月16日にジョニー・デップと離婚が成立したアンバー・ハード。アンバーは金銭目的でDVをでっち上げたと言われたこともあったが、共同声明分で双方の主張に嘘はないと発表そして、アンバーは和解金約700万ドル(約7億円)を全額寄付することが分かった。

離婚申請当初、アンバーは次のステップへ進みたいと話していた。その後ジョニーのDVやアルコール中毒などが発覚し、ジョニーには一時的な接近禁止命令が出された。さらにジョニーの酔って暴れている映像や切り落としケガをした側の指にインクにつけアンバーの浮気相手として疑っていた男性の名前を鏡に書いたという写真が<TMZ>に公開された。

それでもアンバーの供述は疑われていたのだが、16日に突然2人が和解を発表した。

共同声明分はこちら

私たちの関係は情熱的で時に不安定でしたが、常に愛の絆がありました。私たちは、いずれも金銭が目的で虚偽発言や誹謗中傷を行っていません。また、身体的、精神的に傷つけようとは一切していません。

さらにアンバーは和解金を寄付すると発表。

アンバーはジョニーの将来が良いものになることを祈っています。アンバーは離婚で得た金銭をチャリティーに寄付します。これ以降、この件につきましては一切公式声明を出しません。

この段階ではまだいくらを寄付するのか定かではなかったが、その後、全額を寄付することが明らかに。

「アメリカ自由人権協会(ACLU)」という名前の通り、憲法を基に人権を守ることを目的とするNPO団体と、「チルドレンズ・ホスピタル・ロサンゼルス」という非営利小児科病院に寄付。特に、ACLUへの寄付は女性へのDVを無くすための活動に使われるという。

お金は私個人にとって重要なものではありません。ただ、チャリティーへの寄付が可能になったことよって、これまで身を守ることができなかった人々の手助けに少しでもなればと思います。

和解の条件として、アンバーは今後ジョニーに対しDVの被害を訴える権利をなくした。

アンバーは自分自身のことよりも、声をあげられない被害者のためにと、最終的に和解をしたことになる。彼女はすでに前へ進もうとしており、離婚成立後、友人のカーラ・デレヴィーニュやマーゴット・ロビーらとロンドンでザ・ローリング・ストーンズの展覧会や夕食を楽しんだ様子も見られた。仕事面では『ジャスティス・リーグ』を撮影中で次回作も決定している。DVや泥沼離婚に負けず、これから彼女ならではの活躍が期待される。