Josephine Gillan ジョセフィン・ジラン ゲーム・オブ・スローンズ
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「ゲーム・オブ・スローンズ」(以下GOT)はゴールデン・グローブ賞や26のエミー賞を含む数々の賞を獲得している、アメリカで絶大的人気を誇るドラマ。簡単に説明すると、中世のヨーロッパに似ているが、魔法も使える架空の世界で王座の地位を争うという内容。特徴としては、流血シーンやセックスシーンが非常に多く、R15に指定されている。現在はシーズン6を放送中。

そんな「GOT」に高級娼婦マレイ役でシーズン2から出演中の女優、ジョセフィン・ジラン(27歳)のインタビューが話題になっている。

<デイリー・メール>のインタビューによると、ジョセフィンはドラマ出演が決定するまで、実際に売春やポルノ映画に出演していたと言う。また、そのような生活から脱出する手助けになったのが「GOT」らしい。

性的虐待と麻薬

ジョセフィンは子供の頃、性的虐待を受け、アルコールや麻薬に溺れていたそう。母親が暴力的な関係から逃げるため、ジョセフィンは小学校を23回転校し、12歳のときに里親へ預けられた。

「実際、里親本人の友人男性に預けられたような環境だった。その男は12歳の私に麻薬やアルコールを与えて、14歳になったらコカインも渡された。その2年後、私はその男にレイプされ、さらに男の友人に売春行為をさせられた。私は怖くて誰にも言えなかった。言ったら庭に埋めると脅されていた。昔、埋めたことがあるとも言われていて、信じてたから」。

売春と「GOT」後

そのような経験をしたジョセフィンは、自分に価値がないと思い込み、当時交際していた男性との婚約を破棄し、ソフィー・オブライエンという名前でポルノ映画に出演し、売春を始めた。

しばらくしてから、「GOT」が女優を募集していることを知った。

「タトゥーをしていない女性、また自然な胸を持った女性、さらにヌードに抵抗がない女性を「GOT」は探していた。すぐ写真を送ったわ」。

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また、役が決まったことについてこう語った。

「私がこの役をもらえたことはすごく嬉しかったけど、まだどれだけ人生が変化するのかなんて知らなかった」。

初めての撮影にジョセフィンは不安だったが、実は同じような経験をしていた女性が多数いたことを現場で知った。ジョセフィンと同様、娼婦などの役をしている女性たちだった。

ドラマは色々な批判を受けているが、そのファンタジーの世界があるからこそ、自分の世界を救えたのだとジョセフィンは言う。もうポルノ映画に戻る予定もなく、今は楽しい将来を夢見ることもできる。

現在は「GOT」のシーズン7の契約をし、さらに複数の映画にも出演している。「GOT」の役を射止めたことで、ジョセフィンの人生は大きく変わったと言えるだろう。