映画『ハイスクール・ミュージカル』が2006年に大ヒットし、ザック・エフロンは日本でも瞬く間に有名になった。その後も続編が制作され、シリーズ3作目となった『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』で幕を閉じた。
シリーズ後のザックは順調に俳優としてのキャリアを重ねていたかのよう見えたが、実は本人が納得のいったものではなかったよう…。
<Page Six>によると、"ティーンエイジャーの憧れ"から"大人の俳優"への移行に苦しみ、アルコールや薬物中毒になってしまっていた過去があるのだそう。当時は知られていなかったが、予定されていた『ネイバーズ』の撮影へ来ないこともあり、結果2013年にリハビリを開始した。
雑誌『ELLE』のインタビューで彼は当時のことをこう話した。
また、現在は良い人生を送っているそうで、その秘訣を語った。
「昔は自分らしさを失っていた。それに好きだった趣味すべてに興味も無くしてた。誰かに後をつけられている恐怖からスケボーもできなくなった。でも、恐怖を乗り越えることで、とても良い人生が待っていると気付いたんだ」
また薬に頼らなくなってから、気付いたこともある。
「人生の"仕組み"にも気付けた。相対するもので、バランスよく人生を構築することを学んだ。人生に『外から』取り入れることで、『内側から』出ていくものが作れる」
何もしなければ、得るものは何もないという人生論を語ったザック。
アルコールと麻薬中毒を乗り越え、今となっては映画に引っ張りだこの彼。自分に向き合う経験をして、努力を重ねたザックだからこそ、見せられる演技があるのだろう。現在は『ベイウォッチ』のリメイク映画版を撮影中。