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Cédric Diradourian

現代から高麗時代へタイムトリップした女の子が、皇子たちの皇位をめぐる争いに巻き込まれていくドラマ『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』では悪の魅力たっぷりの第4皇子ワン・ヨ役を、続く、高麗の王子と幼なじみの友人、そして2人の前に現れた美少女が繰り広げる三角関係を描いたドラマ『王は愛する(原題)』では一転、愛する女性に限りなく優しいワン・リン役を演じ、どちらの時代劇作品も大ヒットに導いた俳優ホン・ジョンヒョン。

今回はその注目の韓流イケメンにコスモポリタンが直撃! モデル出身らしい長身とクールな顔立ちが魅力の27歳、その彼が目指す「カッコいい俳優」とは? 2作品についてはもちろん、プライベートな質問まで答えてくれました♡

――2年ぶり、クリスマス・ファンミーティングのために来日ですね(12/23に取材)。クリスマスは毎年どんな風に過ごしていますか?

ここしばらくは、毎年仕事をしていましたね。年末のこの季節には必ずドラマの撮影が入っていて、クリスマスにパーティなどで遊んだ記憶って全然ありません。もし恋人がいたら、今年はこうして日本にいるので、仕事を終えた後に東京でデートできたりしたらすごくいいでしょうね。

――東京には詳しいんですか?

東京は今回が3度目ですが、日本はすごく好きで、個人的な旅行でもよく来ています。この前は友人と下関に行きました。バイクで釜山からフェリーに乗って来て、そのまま九州へツーリングしたんです。湯布院とか、長崎とか。どこか場所を決めて行くというよりは、気の向くままに走って、美味しそうだなと思うものを食べて、海が見えたら泳いで。下関から湯布院に行く途中の景色が本当にきれいだったのを覚えています。旅らしい旅を楽しみました。

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出演作品について

――『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』『王は愛する(原題)』など時代劇への出演が続いていますが、演じる側から見た韓国の時代劇の魅力ってどんなところですか?

経験したことがない時代を演じるのは、難しさと楽しさがありますね。難しいのは歴史的な時代考証に沿ってやらなければいけないところ。現代では使われていない言葉を使うこともありますが、最近はそういうのは少なくなっているかもしれません。逆に楽しいところは、華やかな衣装を着て、いろいろなメイクをして演じたりするところですね。

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Cédric Diradourian

――お気に入りの場面はありますか?

『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』だと、僕が演じたワン・ヨが死を迎える場面です。ワン・ヨは高麗の皇子で、常に「自分が一番」だと思っている「お金持ちのお坊ちゃま」のような傲慢な男です。次の王の座を狙って陰謀を巡らせ、周囲に害悪を及ぼすキャラクターなのですが、その反面で「周囲に認めてほしい」がために強がっているところもある。それまで抑えていたそういう思いが、死を前に爆発するんです。演じている僕も彼の悲しみをすごく感じ、印象深い場面になりましたね。

――ワン・ヨと同じような「認められたい」という気持ちは、ジョンヒョンさんにもありますか?

僕自身、やっぱり自分が思い入れていること、たとえば演技者として認められたいというような気持ちがあります。ワン・ヨははっきり言って「悪人」だと思うのですが、そういう部分の彼の気持ちは理解できる気がします。でも僕自身は、自分で自分を認める感覚――「今日も全力で臨めた」と思えたりもするので、何が何でも周囲の評価を得なければいられないという気持ちは、そんなに強くないんですよね。

――8人の王子たちが仲良くやっている中で、自分だけ悪役を演じるのは寂しいだなんて思いませんでしたか?

そんなことありませんよ(笑)。最初から悪役を演じるために作品に入りましたし、「どうせやるならすごい悪党になってやろう」と思っていましたから。悪役って演じていてすごく面白いんですよ。普段は仲間たちを罠にハメるなんてこと、できないじゃないですか。撮影のカメラが回っている間は「オラオラ」系で、それ以外の時は「演技だからね」って和気あいあいと。結構快感がありましたね(笑)。

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