8月15日（現地時間）で27歳の誕生日を迎えた女優ジェニファー・ローレンス（本名ジェニファー・シュレーダー・ローレンス）。ケンタッキー州で生まれ育った素朴な少女は、2010年に20歳にしてアカデミー主演女優賞にノミネートされて以降、22歳にしてアカデミー賞主演女優賞を受賞したのをはじめ、既に4度もノミネート！ その高い演技力は「メリル・ストリープの再来」と称えられ、また2015年からは2年連続で「最も稼いだ女優」に。一方で自由奔放な発言と親しみやすいキャラクターで絶大な人気を獲得し、早くも名実ともにハリウッドのトップ女優に君臨。そんなジェニファーのスターダム街道を時系列でプレイバック。
text: Rumi Totoki
2005年、NYでスカウトされて芸能界へ
幼少時代はチアリーディングやフィールドホッケー、ソフトボールなどをプレーし、活発に活動していたジェニファー。14歳のとき、家族でニューヨーク旅行に出かけた際に、タレント事務所にスカウトされて芸能界へ。物おじしない性格と堂々とした佇まいも手伝って初めてのオーディションで演技力を絶賛され、当時からスターの片鱗を見せていたそう！
2008年、映画『早熟のアイオワ』でスクリーンデビュー
女優としてスクリーンデビューを果たした初作品『早熟のアイオワ』ながら、ロサンゼルス映画祭にてアウトスタンディング・パフォーマンス賞を受賞。妹役はクロエ・グレース・モレッツ。
2008年、映画『あの日、欲望の大地で』でヴェネツィア国際映画祭、新人俳優賞受賞
ギジェルモ・アリアガ監督に「メリル・ストリープの再来かと思った」と言わしめた演技力で一躍脚光を浴び、若手注目株に。第68回ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞に加え、第65回ヴェネツィア国際映画祭では新人俳優賞を受賞。
2010年、映画『ウィンターズ・ボーン』で初主演
初主演を務めた『ウィンターズ・ボーン』でアカデミー主演女優賞をはじめとする数々の映画賞にノミネート。
2011年、映画『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』に出演
「マーベル・コミック」のアメリカン・コミック『X-メン』の実写映画化作品『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』に変身能力をもつミスティーク役で出演。
2010年、イギリス人俳優のニコラス・ホルトと交際
初めての熱愛報道。お相手は、映画『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』で共演したイギリス人俳優のニコラス・ホルト。「イギリスの紳士的な対応とイギリス訛りが好き！」と発言するなどベタ惚れだった。その後、オン＆オフを含めて約3年間の交際に発展したが、残念ながら破局。
2012年、映画『ハンガー・ゲーム』で主演
文明崩壊後の北アメリカに位置する国家パネムを舞台にした大ヒットアクション映画。ジェニファー演じる16歳の少女カットニスが、テレビ中継される中で各地区から選抜された24人中、最後の1人が残るまで殺し合いを強制される1年に一度のイベントで戦うという難しい役どころで、見事に主演の大役を果たし、これが出世作に。
2012年、映画『世界にひとつのプレイブック』で念願のアカデミー賞主演女優賞受賞
ブラッドリー・クーパーとダブル主演を務めたヒューマンコメディ映画『世界にひとつのプレイブック』で、第70回ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞と第85回アカデミー賞主演女優賞をダブル受賞。
2013年、ミス・ディオールの広告塔に
アカデミー賞受賞後、旬の若手女優としてより注目を集めるようになったジェニファー。ディオールのバッグコレクション、ミス・ディオールの広告塔に起用され、美貌にも磨きがかかる。
2013年、映画『アメリカン・ハッスル』でゴールデングローブ賞助演女優賞受賞
ヒロインを務めた映画『アメリカン・ハッスル』では、ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞。
2014年、コールドプレイのクリス・マーティンと交際!?
女優グウィネス・パルトロウの元夫で、コールドプレイのクリス・マーティンとの熱愛が発覚！ お互いにパートナーと別れて傷心していたときに急接近したそう。ジェニファーよりも13歳も年上だけど、好みのイギリス人男性ということ、そして美しい歌声に惹かれた模様。ところが多忙を極める2人のスケジュールを合わせることは難しく、交際は長くは続かなかったそう。
2014年、ヌード写真がリーク！
ハッキング被害に遭い、プライベートなヌード写真などが流出。『ヴァニティ・フェア』誌のインタビューではこの流出事件について「スキャンダルではなく性犯罪」だと怒りを露わにした。
2014年、英『グラマー』誌が選ぶ2014年ベストドレッサー賞に選ばれる
ベストドレッサー賞に選ばれた他、BANG Media International調べの「2014年に最も興行収入の高かった女優」で第1位を獲得し、世界興行収入14億ドルを記録。
2015年、映画『ジョイ』で主演
アメリカ合衆国の女性発明家ジョイ・マンガーノの半生を描いた伝記作品『ジョイ』で主演を務め、アカデミー賞主演女優賞ノミネート、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞。
2016年、ダーレン・アロノフスキー監督との新ロマンス
ゴールデングローブ賞ノミネート映画『ブラック・スワン』の監督、ダーレン・アロノフスキーとニューヨーク市内でのデート中に公然とキスを交わして交際宣言！ ダーレンが監督を務める2017年公開の映画『Mother（原題）』で、主演にジェニファーを抜擢したことがきっかけなのだそう。21歳年上の年の差カップルとして注目され、現在も交際中。
2017年、SF大作『パッセンジャー』で無重力アクションに挑む
新たな居住地を求めて、120年間の旅に出た宇宙船の中で、90年も早く冬眠状態から2人の男女が目覚めてしまうというストーリーで、作家のオーロラ役を熱演。過酷なアクションシーンが見もので、とくにプールで泳いでいるときに突然無重力になるシーンは必見。「あれは、多分これまでにやったスタントで、最も大変だったと思うわ。水中で逆さまになっていて、水泡を出せなかったの。鼻から水が入ってきて、すごくたくさん水を飲んでしまった。プールに12時間とか14時間いるだけでも、すごく疲れた。でもクールだし、やる価値があったわ」と語っていて、ジェニファーの新境地を開いた。今後も主演作が目白押しのジェニファーから目が離せない！ 映画『パッセンジャー』予告編はこちら。
