3月4日(現地時間)に迫った、第90回アカデミー賞授賞式。栄冠は誰の手に…? と期待高まる中、過去20年アカデミー主演女優賞に輝いたセレブたちを、受賞作品&オスカー像を手にしたドレス姿と一緒に振り返り。世界に名高いデザイナーがを全精力を注ぎ込んだ、芸術レベルの名品ドレスがずらり!
2017年 第89回 エマ・ストーン
まずは記憶に新しいミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』で、女優を目指すカフェの店員ミアを演じたエマ・ストーン。冴えないピアニスト、セブとの恋愛模様を圧巻の音楽とダンスで鮮やかに描く、極上のエンターテイメント映画ながら、夢を追う2人に訪れたせつないエンディングに涙してしまった人も多いはず。3度目の共演となるライアン・ゴスリングとのお似合いっぷりはもちろん、チャーミングで親しみあふれるエマならではの演技が評価され、初のアカデミー賞受賞!
そんなエマが晴れの日に選んだのはノスタルジックなムード満点な、すらりとしたゴールドドレス。1920年代風のフリンジ使いが実はとってもセンシュアルな1着は、1700時間かけて作られたというジバンシィのオートクチュール。ドレスとの相性抜群なイヤリングはティファニーのもの。古きよきハリウッド映画の女優を思わせる、クラシカルな装いはベストドレッサーと大絶賛!
2016年 第88回 ブリー・ラーソン
エマ・ドナヒューの小説を映画化した『ルーム』で、小さな「部屋」に幼い息子と年間監禁されたジョイを演じたブリー・ラーソン。誘拐犯に性的虐待を受けながら、異常な環境で子育てをする母親という難役を見事に演じきり、26歳(当時)という若さで、初ノミネートにして初受賞! そんな彼女が受賞スピーチで真っ先に感謝を伝えたのは息子ジャック役のジェイコブ・トレンブレイ。ブリーの演技を引き立て、壮絶なストーリーに希望をもたらしたジェイコブくんのとびきり愛らしい名演技も見ものです!
授賞式には高貴な雰囲気さえ漂う、ロイヤルブルーのグッチのドレスで登場したブリー。たっぷりなラッフルとプリーツがドラマティックなドレスはクリスマス前から約3カ月かけて作られたものだそうで、アカデミー賞のドレスを手がけるのは初となるクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレのデザイン。悲願の主演男優賞を手にしたレオナルド・ディカプリオに負けない、最高の笑顔!
2015年 第87回 ジュリアン・ムーア
全米ベストセラー小説『静かなるアリス』が原作の人間ドラマ映画『アリスのままで』で、55歳(当時)のジュリアン・ムーアが主演女優賞を初受賞! 若年性アルツハイマー病と診断された50歳の言語学者アリスの記憶が次第に薄れていく日々を描いたこの作品で、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞など数々の映画賞を制覇したジュリアン。高名な学者だったアリスが人間としての尊厳や大切な家族との記憶さえ失っていく中で「アリスのままで」いようと葛藤する姿は涙なしには見られません!
アカデミー賞主演・助演を合わせ5度目のノミネートで栄冠をつかんだジュリアンが選んだのは、あのカール・ラガーフェルドのデザインによるシャネルのカスタムメイド。タイムレスで、クラシックなビスチェタイプのモノトーンドレスは、チュールとスパンコールで作ったお花モチーフが可憐なアクセントに。なんと27人のスタッフが987時間かけて作り上げ、8万個のスパンコールが使用されているそう。
2014年 第86回 ケイト・ブランシェット
オーストラリア出身女優ケイト・ブランシェットがコメディドラマ映画『ブルージャスミン』で、ゴールデングローブとアカデミー賞をW受賞。セレブ暮らしから借金生活に転落したジャスミンが異母姉妹のもとに転がりこんで、ウソと見栄と美貌を駆使してなんとかセレブに返り咲こうとする姿を軽妙に演じたケイト。見た目は知的クールな彼女が演じる「病んだ」ジャスミンにぐいぐい引き込まれるはず! 監督は養女への性的虐待疑惑で窮地に立たされているウディ・アレン。
受賞セレモニーにはスワロフスキーのクリスタルとお花のアップリケが散りばめられた優雅なシルクドレスで登場したケイト。ジョルジオ アルマーニのオートクチュール、アルマーニ プリヴェの2013秋の1着で、なんとお値段10万ドル(約1100万円)! さらに62個のオパールを使った大ぶりなイヤリングなどハリー・ウィンストンのジュエリーが計8万ドル(約880万円)と、なんとも豪華なルックにもうため息しか出ません!
2013年 第85回 ジェニファー・ローレンス
アカデミー賞8部門にノミネートされた『世界にひとつのプレイブック』で夫を亡くし、自暴自棄になったティファニーを演じ、初の主演女優賞に輝いたジェニファー。妻に浮気されて正気を失ったパットと出会い、ダンスコンテストに挑戦することで心に傷を負った2人が人生を取り戻すヒューマンドラマは、4度共演しているブラッドリー・クーパーとの初タッグ作。「イッちゃってる」演技に長けた2人のケミストリーが、笑いあり、感動ありの、ただの恋愛ものに終わらせないのはさすが!
授賞式では壇上に上がるときに派手に転んでしまった、お茶目なジェニファー。転ぶのも仕方ないほどゴージャスなマルチレイヤードドレスはディオールのクチュールコレクション。スタイリストにキックしながら歩くようにとアドバイスされていたそうだけど、ケーキのことで頭がいっぱいで忘れてしまったんだとか!? 150のダイヤを連ねたショパールのネックレスは後ろ向きにつけてトレンド感をアピール。
2012年 第84回 メリル・ストリープ
英国初の女性首相マーガレット・サッチャーの伝記映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で3度目のアカデミー賞を受賞したメリル。強硬な姿勢で知られ「鉄の女」の異名をとった政治家マーガレットの半生を振り返り、妻として、母としての面にもフィーチャーしたこの映画は、栄光の過去から認知症を患った晩年まで、サッチャー首相に生き写しとしかいようない、カメレオン女優メリルのなりきりぶりがお見事。
アカデミー賞ノミネート18回の女王メリルにふさわしいシルクモスリンのゴールドラメドレスをデザインしたのは、当時ランバンのクリエイティブ・ディレクターを務めていたアルベール・エルバス。リサイクルのペットボトルで作られたエコ素材を使用して、裁縫師の女性が三日三晩寝ずに、愛を注ぎ込んで作ったドレスだそうで、エルバス氏はその彼女のためにもメリルが授賞式で着てくれるよう、祈っていたのだとか。
2011年 第83回 ナタリー・ポートマン
ダーレン・アロノフスキー監督のサイコスリラー映画『ブラック・スワン』でゴールデングローブ、英国アカデミー、そしてアカデミー賞を受賞したナタリー・ポートマン。バレリーナのニナが、クレージーな母親の圧力とミラ・クニス演じるライバルの存在で狂気に駆り立てられ、錯乱していく様子を描いた作品。美しいバレリーナたちが主役を争う話なのかと思いきや、R15指定の強烈なストーリーで背筋が凍った人も多いのでは? 写真はプレゼンターのジェフ・ブリッジスと。
授賞式のとき、映画の振り付け師だったベンジャミン・ミルピエとの子供を妊娠中だったナタリー。ギリシャ神話の女神のようなシルエットのドレスは、劇中のコスチュームデザインを手がけたマレヴィ姉妹のブランド、ロダルテのカスタムメイド。当初ディオールのドレスを着用するつもりだったところ、同ブランドのクリエイティブ・ディレクターだったジョン・ガリアーノの問題発言をしたことで急遽変更したとのウワサも。
2010年 第82回 サンドラ・ブロック
ラブコメの女王として活躍していたサンドラ・ブロックが、NFL選手マイケル・オアーがデビューするまでの実話を元にしたヒューマンドラマ映画『しあわせの隠れ場所』で、48歳(当時)にしてアカデミー初受賞。黒人少年を家族として迎え入れ、才能を見出し、フットボール選手に育てあげた裕福な白人家庭の母親を好演。決して善意の押し売りにならないサンドラならではのキレのよい演技で、見終わった後もどこかさわやか。素直に感動できるストーリーにほっこりと心が温まるはず。
つややかなストレートヘアでシンプルに、ニール・レーンの大粒ダイヤのピアスと真っ赤なリップで飾ったオールドハリウッド風ドレスルックを披露したサンドラ。光を受けて煌めくメタリックゴールドのエレガントなドレスは、マルケッサのカスタムメイド。デザイナーのジョージナ・チャップマンは、ハリウッドの一連のセクハラ騒動の引き金となった監督ハーヴェイ・ワインスタインの元妻。
2009年 第81回 ケイト・ウィンスレット
アカデミー賞6度目のノミネートとなった『愛を読むひと』で、主演女優賞の座を射止めた英国人女優ケイト・ウィンスレット。ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説『朗読者』を映画化した作品で、舞台は第二次世界大戦後のドイツ。ケイトが演じたのは15歳の少年マイケルと恋に落ちる21歳年上の女性ハンナ。ナチの大量虐殺に関わっていたという過去を持つ、複雑で陰のある役どころをヌードシーンもなんのその、体当たりで熱演!
『グレイテスト・ショーマン』で話題のヒュー・ジャックマンが司会を務めた授賞式で、ケイトが選んだのはイヴ・サンローランのアシンメトリードレス。グレーサテンにブラックのチュールをあしらったシックなドレスは、2004~12年まで同ブランドのクリエイティブ・ディレクターを務めていたステファノ・ピラーティによるもの。こぼれおちそうなイヤリングと手元で輝くブレスレットはショパール。
2008年 第80回 マリオン・コティヤール
フランスの国民的シンガー、エディット・ピアフの波瀾万丈な生涯を描いた映画『エディット・ピアフ~愛の讃歌~」で、フランス人女優としては49年ぶりの受賞となったマリオン・コティヤール。病弱ながら、強く、逞しい精神力を持ち、究極の恋愛体質でもある、人間としての魅力にあふれたエディット・ピアフを、トレードマークの極細眉で若かりし頃のディーバぶりから衰弱した晩年の姿まで、演じきったマリオンに称賛の嵐!
そんなマリオンは栄えある授賞式でフランス人デザイナー、ジャンポール・ゴルチエのドレスをセレクト。それまでにも何度かゴルチエと仕事をしていたというマリオン。2008年春のコレクションでマーメイドのようなフィッシュテイルドレスを見た瞬間、「これが着たい!」と一目惚れしたそう。コレクションではゴールド×ブラックだったものをシルバー×ホワイトに変更したんだとか。
2007年 第79回 ヘレン・ミレン
ロシア貴族の子女で、2003年大英帝国勲章を授与された英国の大女優デイム・ヘレン。イギリス王室の内幕を描いた『クイーン』で初のアカデミー賞に輝いただけでなく、ゴールデングローブ賞やヴェネチア国際映画祭など世界中の映画賞を総なめ。ダイアナ元皇太子妃の事故死を巡って、窮地に陥ったエリザベス女王をあまりにもリアルな存在感で演じたヘレン。本物のエリザベス女王と区別つかないほど、威厳ある姿に驚いた人も多いかも。
受賞当時61歳の大ベテラン女優にふさわしい、まさにクイーンのような気品が漂うフェミニンなドレスはクリスチャン・ラクロワ。ビーズで飾られたシャンパンカラーのレーストップス部分から、やらわかに広がる花柄シフォンがエレガント。外見と同じくらい内側も美しかったそうで、オプラ・ウィンフリー司会のとあるTV番組で「完全に私のために作られていたから、下着を付ける必要がなかったの」と大胆発言したそう!
2006年 第78回 リース・ウィザースプーン
ホアキン・フェニックスが伝説のロカビリー歌手ジョニー・キャッシュを演じた伝記映画『ウォーク・ザ・ライン/君に続く道』で、彼と運命的に出会い、生涯を支えた2番目の妻ジューン・カーターを演じたリース。アメリカの白人バンドの元祖といわれるカーター・ファミリーのメンバーという役どころで、劇中でジョニーと一緒に熱唱するシーンはすべて吹き替えなし。驚きの歌唱力を披露し、見事アカデミー主演女優賞を獲得!
シルバービーズがキラキラ輝くゴージャスなドレスは1955年に作られたディオールのもので、パリのヴィンテージブティックで見つけたんだとか。王室が所有していたこともあるドレスというウワサも!? ちなみにリースはこのドレスを二度と着ることはないけど、娘のアヴァちゃんのウェディングドレスにリメイクするかもという思いで、今も大切に保管しているそう。
2005年 第77回 ヒラリー・スワンク
クリント・イーストウッドが監督・製作・主演を務め、アカデミー主要4部門を制覇した映画『ミリオンダラー・ベイビー』はヒラリーにとって2度目のオスカー受賞作。プロボクサーを目指す孤独な女性マギーと老いたトレーナー、フランキーが練習を重ねていくうちに親子以上の関係を築き、チャンピオンを狙うまでに成長するこの作品は、悲しすぎる結末に賛否が別れるところ。ともかくも注目はヒラリーの髪形、ボクサーブレイズが似合いすぎ!
ロングスリーブ、ハイネック、それでいて背中はダイナミックにカットアウトされたミッドナイトブルーのドレスはギ・ラロッシュのもの。オスカー史上ベストドレスとしてたびたび取りあげられる1着で、27ヤード(約24m)ものシルクジャージー素材を使用。授賞式の数週間前、ヒラリーの広報が他のブランドを着る予定だと公表していたのに、パリでショッピング中にこのドレスに出会って、決めてしまったんだとか!
2004年 第76回 シャーリーズ・セロン
アメリカ犯罪史上初の女性連続殺人犯の生涯を映画化したドラマ・クライム映画『モンスター』。13歳で娼婦になり、それ以外に稼ぎ方を知らなかったアイリーン・ウォーノスが同性愛者のセルビーと出会い、彼女のために生きようともがきながらも、7人の男性を殺害し、2002年死刑となってしまうという壮絶すぎるストーリー。眉をすべて抜き、13㎏太って、完璧な役作りでアイリーンになりきったシャーリーズが主演女優賞を受賞。
受賞式ではトム・フォードがグッチで手がけた最後のコレクションから、まばゆいグリッタードレスをチョイスしたシャーリーズ。大胆なフロントのスリットがセクシーな、1930年代風のグラマラスなドレスとショパールのジュエリーを身にまとった姿は、アイリーンを演じたとはとても信じられない変身ぶり。受賞スピーチに涙するママの姿が印象的でした!
2003年 第75回 ニコール・キッドマン
特殊メイクで挑んだ映画『めぐりあう時間たち』で、オーストラリア人として初のアカデミー主演女優賞に輝いたニコール。ヴァージニア・ウルフの代表作『ダロウェイ夫人』を共通点とする、時を超えた3人の女性が「自分らしさ」に葛藤する姿を描いた、ピューリッツァー賞受賞小説を原作とした作品で、ヴァージニア・ウルフを演じたニコールが、共演した実力派女優ジュリアン・ムーアとメリル・ストリープをおさえ、数々の賞を受賞。
クラシカルなデザインと透けるシルクジャージー素材が妖艶な雰囲気をかもすアシンメトリードレスは、ジャンポール・ゴルチエの2003春夏オートクチュールコレクション。メルボルンにあるヴィクトリアズ・ナショナル・ギャラリーに展示されている、ニコールのベストドレスと名高い1着。1997年よりスタートしたオートクチュールの最初のクライアントがニコールなんだとか。
2002年 第74回 ハル・ベリー
夫が死刑になり、息子も交通事故で失った不幸な黒人女性を演じた映画『チョコレート』でアフリカ系アメリカ人として初めて、アカデミー主演女優賞を受賞したハル・ベリー。ビリー・ボブ・ソーントンが演じる白人看守ハンクとの恋愛を描きながら、死刑、自殺、人種差別など、さまざまな問題をはらみ、結末の解釈も分かれるこの作品。原題の『モンスターズ・ボール』は死刑の執行前に看守たちがおこなう宴会のことなんだとか。
受賞式でもっとも話題を集めたといえるハル・ベリー。花柄があでやかなトップスの透け感とクラッシーなスカート部分のコントラストがインパクト抜群なバーガンディカラーのドレスはレバノン出身デザイナー、エリー・サーブによるもの。今ではレッドカーペットの御用達ブランドとなったエリー・サーブのドレスをアカデミー賞で初めて着用したのは、このときのハルなんだそう。
2001年 第73回 ジュリア・ロバーツ
実話に基づいたスティーブン・ソダーバーグ監督の『エリン・ブロコビッチ』でアカデミー賞ほか、様々な映画賞を獲得したジュリア・ロバーツ。金もない、キャリアもないシングルマザーのエリンがなかば強引に入れてもらった法律事務所で、汚染問題の訴訟を起こし、史上最高額の和解金を勝ち取ったというサクセスストーリー。エンパワーメントの先駆けともいうべき、強く逞しい女性を演じたジュリアに拍手喝采!
シアーブラックのトレインと白いパイピングが印象的なモノトーンドレスは、1992年のクチュールコレクションのために作られたヴァレンティノ。娘ヘイゼルちゃんのプロムのため、今もこのドレスをとってあるジュリア。夫のダニー・モーダーに「そんな古いものはいらないんじゃない?」と言われながらも、ジュリアは箱に入れて、なんとベッドの下にしまっているんだとか!
2000年 第72回 ヒラリー・スワンク
ヒラリーにとって初のアカデミー賞受賞となったのは、ネブラスカ州で殺害された実在の人物を人生を描く『ボーイズ・ドント・クライ』。身体的には女性でも、男性と自認する性同一性障害のブランドンを持ち前のボーイッシュなルックスを生かして熱演したヒラリー。若者がハメをはずす青春映画のような始まりながら、悲劇的な結末を迎えるまでをヒラリーと恋人ラナを演じるクロエ・セヴィニーが体当たりで演じる衝撃作。
スカート部分はボリューミーに、ストラップレスですっきりと見せるブロンズカラーのシルクドレスはラスベガス出身デザイナー、ランドルフ・デュークのもの。レトロシンプルなデザインを彩る、きらびやかなネックレスは当時合併していた英国宝飾ブランド、アスプレイ&ガラード。なんんと25万ドル(約2700万円)もの価値があるんだそう!
1999年 第71回 グウィネス・パルトロー
『ロミオとジュリエット』の誕生のきっかけとなったのは文豪ウィリアム・シェイクスピアの若き頃の恋愛という、斬新な設定で描かれたコメディ歴史映画『恋におちたシェイクスピア』。アカデミー賞7部門を独占したこの映画で、スランプに陥っていたシェイクスピアと恋に落ちる上流階級の娘ヴァイオラを演じたグウィネスが主演女優賞を獲得。今では不思議キャラが定着したグウィネスがもっともかわいかった作品かも!?
賛否はあるにせよオスカー史上もっともロマンティックといえる、プリンセスラインのピンクサテンドレスはラルフ ローレンのもの。娘アップルちゃんがプロムで着られるようにと、今も大事にとってあるそう。首元で燦然と輝く16万ドル(約1700万円)のハリー・ウィンストンのネックレスは最愛の父(2002年に亡くなったそう)の贈り物だったとか。