豪華なライフスタイルを楽しむセレブたちだけれど、必ずしも子どもたちに贅沢をさせているわけではない様子。むしろ、子どもたちに働くことや、お金を稼ぐことの大変さを理解してもらうためにしっかりと教育しているセレブたちが多数! 子どもの将来のために、堅実なお金の使い方を教えているセレブペアレンツをご紹介。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:Ai Ono
From:Good Housekeeping
ゴードン&タナ・ラムゼイ
人気三ツ星シェフのゴードン・ラムゼイは、これまで設定してきた人生の目標の中で、「お金」が一番になったことは一度もないという。その考え方は4人の子どもたちの育て方にもしっかりと反映されている。
まず、ゴードンのレストンはミシュランで三ツ星を獲得するほどのお店だが、子どもたちがこのレストランで食事をする機会はほとんどないという。さらに、飛行機を利用する際にゴードンとタナがファーストクラスに乗る際も、子どもたちはエコノミークラスに座らせているそう。「彼らはそんなことができるくらい稼いでいるわけではない。その歳で、その身体の大きさで、ファーストクラスに座る必要があると思う? いや、そうではないはず。そういうことに関しては僕らは本当に厳しくしているよ」と、『テレグラフ』紙に語っている。
さらに、ゴードンは自分の全財産を子どもたちに残すつもりはないことも明かしている。「彼らがすべてを手にすることはない。彼らをダメにしてしまっては意味がない。僕とタナは財産の25%を子供たちに残すことで同意しているんだ」
「僕はアメリカで15年間に渡ってキャリアを築くことができて、とてもラッキーだった。まじめに財産を得ることができたし、自分が持てたすべてを誇りに思っているよ」
デヴィッド&ヴィクトリア・ベッカム
ベッカム夫妻も子育てには特別こだわっている様子。過去に、ジェームズ・コーデンの人気トーク番組『レイト×2ショー』に出演したデヴィッドは、当時14歳の長男ブルックリンがお金の価値を理解していないことを懸念していると本音を吐露。そこで、かつてデヴィッドとヴィクトリアも行ってきたように、ブルックリンを地元のコーヒーショップで働かせるようになったという。
「子どもがどんなものか知っているでしょう。彼らは『新しいスニーカーが欲しい』、『新しいサッカーシューズが欲しい』と簡単に言うんだ。彼が14歳になって思った。彼が何かを欲しいと思うならば、自分で稼がせて、買わせなければいけないなと」
またデヴィッドによれば、ヴィクトリアはブルックリンが初デートでどんなレストランに行ったのか、わざわざ現地に確認をしに行ったこともあるという…。厳しさの裏返しは、まさかの過保護!?
ミラ・クニス&アシュトン・カッチャー
映画やテレビで絶えず活躍し続けるミラ&アシュトン夫婦だが、子どもを"ろくでなし"にしないために、今年はクリスマスプレゼントを送らないと決断したそう。なんでも、3歳のワイアットちゃんが昨年、祖父母から多くのクリスマスプレゼントを贈られたことでプレゼント1つ1つのありがたみを感じることができなかったのだという。「子どもたちへのプレゼントは私たちの伝統ではないわ。子どもが1歳未満なら重要なことではないし、今年は『プレゼントをあげない』ということを導入してみようと思っているの。去年クリスマスのお祝いをした時、ワイアットはまだ2歳だったのにあまりにももらいすぎていたわ。私たちは何も買っていないのに。全部祖父母たちからなの。彼女は1つのプレゼントでは感謝しなくなったのよ。ただ、何かをもらえると思っているの」と、「Entertainment Tonight」の取材で語っている。
自分たちがプレゼントを用意しない代わりに、ミラは自分の両親とアシュトンの両親に「1つだけプレゼントを選んでほしい」と、頼んだようだ。「1つ以上あれば、ロサンゼルスの子ども病院などに寄付しようと思うの。それが私たちの新しい伝統よ」
ナイジェラ・ローソン
人気料理研究家のナイジェラ・ローソンは、自分の強い仕事倫理が子どもたちにも反映されていると断言しており、自分の意思で子どもたちには遺産を残さないと決めているよう。
「私が働いていること、お金を稼ぐためには働かなければいけないことを知っている。だから、子どもたちに金銭面の安心を残さないと決めたの」と、「My Weekly」に語った。しかし、夫のチャールズは彼女の意見に同意していないようで、「チャールズは子供たちにお金を残すべきだと主張するから揉めたのよ。お互いの見解の相違を認めなければいけないと思っているの」と、今後また検討していくことも明かした。
その後ナイジェラは『テレグラフ』紙のインタビューで、子供たちを貧しく飢えさせたいわけではなく、お金の価値を知るために働かなければならないのだと説明し、「大学や養成課程を終えたら、どんな道を選んでも自分の仕事の中で自分を支えなければいけないと、私はいつも子どもたちに言っているわ」と語った。
エルトン・ジョン&デヴィッド・ファーニッシュ
イギリスのシンガーソングライター、エルトン・ジョンは、同性婚のパートナーであるデヴィッド・ファーニッシュとの間に、代理母出産で授かった2人の息子がいる。しかし、彼らに"シルバースプーン"(上流階級の例え)を贈るつもりはないのだとか。「もちろん、息子たちが健全な財政状態でいられるように残してやりたいけれど、シルバースプーンを与えてしまうことはとても怖いことだよ。彼らの人生を台無しにしてしまう。息子たちは、信じられないような人生を送っている。一般的な子どもではないし、そこをごまかすつもりはない。でも、『普通』、お金に対する敬意、仕事に対する敬意を持たなければいけないんだ」と、『ミラー』紙に明かした。
ダヴィーナ・マッコール&マシュー・ロバートソン
TV司会者のダヴィーナと、彼女の夫マシューは、子どもたちに遺産を残さないよう、自分たちの財産を全て使い切る計画を立てているという。
娘たちが自分の足でしっかりと立ち、独立できるようになって欲しいと、ダヴィーナは『サン』紙へ思いを打ち明けた。「最近、働く母親の娘が社会に出て素晴らしい仕事倫理を持っているという記事を読んだの。今、娘たちを見て、彼女たちにお金を残さないということを慎重に説明しているの。私とマシューは財産をすべてを使うわ! 私たちは休日には彼女たちと出かけて、素晴らしい休日を過ごさせるつもりだけど、彼女たちは自分たちの足で立てるようにならなければいけないわ」