アクティブに外に出掛けるのもいいけど、寒い日に家でゆっくり本を読みながら過ごす時間も至福♡ そこで、コスモガールたちの愛読書を調査! 気になる本が見つかったら是非チェックしてみて。
「冷静と情熱の間」(辻仁成/角川文庫)
過去も未来も現在には敵わない/世界を動かしているのはまさにこの現在という一瞬
10年後の約束だけを胸に、ひとりの人を思い、過去に囚われ続ける男性の思いがひしひしと伝わってきて、胸が締め付けられます。切なすぎるラブストーリーが好きな方は必ずはまるはず! 舞台がイタリアのフィレンツェなのも魅力の1つで、情景を想像し、美しい街並みの中で、過去の純愛に生きる2人に哀れみを感じながら、こんなにもお互いを思い合えることへ、「ジェラシー」みたいなものも湧き上がってくる不思議な作品。女性視点の江國香織さんの作品も素晴らしいけど、男性視点から描く辻さんの方がより切なく、彼女への深い思いが感じられて、何度も読み返してボロボロ泣いてます(笑)
「The Art of Choosing 」(Sheena Iyengar/TWELVE)
Science can assist us in becoming more skillful choosers, but at its core, choice remains an art.(選択を科学の観点から理解する事で、より良い選択をするヒントが得られるが、選択の本質はアートである。)
人生において、自らの選択がいかに大きな意味を持つのかを教えてくれる本です。文化の違いがもたらす影響や、たくさんの選択肢がある中、どのような過程で決断をするのかを教えてくれました。「人はそれぞれの捉え方や感性で、1番良いと思った選択をするため、選択とは芸術でもある」という著者のメッセージが感じられると思います。
「Lean in」(シェリル・サンドバーグ/日本経済新聞出版社)
"we cannot change what we are not aware of, and once we are aware, we cannot help but change. "(気づかなければ変えられない、気づいたら変えるしかない)
仕事やキャリアパスですごく悩んだ時に導いてくれた本です。一歩踏み出す勇気をくれました。一見自信に満ちていて華やかな世界で活躍している女性でも私と同じ葛藤があると思うと勇気が持て、また職業柄、知れば知るほど知らないことが出てくる毎日ですが、一節の通り「知らなければ何も変えることはできない」と心に留め、毎日精進できています。
「Breakfast at Tiffany's」(Truman Capote/Penguin Group)
It may be normal, darling; but I'd rather be natural. (私は普通の女の子であるよりも、ありのままの自分でいたい)
オードリー・ヘプバーンの代表作映画「ティファニーで朝食を」の印象が強いこの作品。特にクラシックなファッションが素敵で、今でも影響を受けています。映画を見たことがきっかけで、原本を読んで見たのですが、台詞がとっても魅力的で引き込まれました。また、おしゃれさとは別に、主人公の純真さに惹かれました。私も都会での生活を長く送っていますが、「心の深いところでは純真なものを抱いたままでいる」ということはとても大事だなぁと、本を読み返すたびいつも感じています。