世界中でフィットネスブームとなり、SNS上でフィットネススター達が日々ワークアウトの様子や鍛え上げたボディを投稿する昨今。

怖いのは、時にこれが過熱し、一定の体型を求める動きが強まること。コスモポリタン アメリカ版から、その動きの影響で運動中毒に陥ったある女性の投稿をご紹介します。

queencitysweat」の名でインスタグラムに投稿を続けるフィットネススター、エリンさんは、最近「a different kind of transformation Tuesday(変身した姿を見せる日)」と題する写真とコメントを投稿。

「左は2016年の2月で、右は先週2017年の6月」と書きこんだエリンさん。「左の頃、私はワークアウト中毒になっていて、ヘトヘトだった」と述べ、今では「やっとバランスというものが分かったわ」とコメント。

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自分がどれだけ運動に取り憑かれていたかを説明しながら、エリンさんは「私が食べていたのは食べるべき量にまるで足りていなくて、ついに深刻な貧血状態になり、ベッドから出られないくらいエネルギーがなくなってしまったの。それでも、ゾンビみたいになりながら、無理矢理ジムに通ってました」。

「理由? インスタグラム。見ていると他の人と自分を比べるようになって、『どれだけ健康になれるか?』じゃなくて、『どれだけ痩せられるか?』ばかり考えるようになってました」

そして、常に他人と自分を比べるさせ、人々を危険なレベルの強迫行為へと追い込みかねないインスタグラムの役割について指摘。自分と同じワナに陥らないよう呼びかけて、「体重計の数字は幸せを決定するものではないし、そうであってはならないから、その点については触れないわ。私が一番大切だと思うのは、右の写真ではどれだけ幸せになったかということよ」とも。

「私はついにバランスという言葉の意味を理解したわ。昔は、平日の間カロリーを減らして、週末に飲んで、その分無理矢理走り続けるのがバランスだと思ってた。今の私にとってバランスとは何か? それは、自分の体に耳を澄まして、直感を信じて食べ(栄養素やカロリーを計算するのはやめて)、自然食品で栄養を摂り、休息が必要な時には休み、最も大切なことは、愛する人たちとの時間を最優先すること」

さらに、誰もがわかってはいるけれど、時に忘れがちなことを指摘。「(インスタグラムに載っていることの)すべてが完璧というわけじゃないわ。他人と自分を比較するのを止めて、自分に与えられた体を愛して。だって、それは素晴らしいことができるものだから!」

強迫的になっている時は自分が何をしているのか気づきにくいものだけど、彼女のメッセージをきっかけに、自分のことを振り返る人が1人でも多くいますように。「自分を大切に、自分が愛する人々を大切に!」

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN US