キツさとボディメイクは別物

【前編】はこちら)

クロスフィットに取り入れられているような、オリンピックリフトやパワー系のトレーニングは「時間」でやるものではありません。フォームをしっかり学んで、神経を集中させてやるもの。30秒でどれだけできるかを頑張るものではないです。

クロスフィットはハードなので「追い込めば追い込むほどいい!」みたいな考えが出てきがちですが、つらいから身体が絞れるとか、くびれができるとかそういう話ではないですし、キツさとボディメイクは別物ということは、知っておいてほしいところ。

厳しいトレーニングに耐えることで、心身ともに強くなっていく感覚はあるし、追い込むことが悪いことではないけれど、何のための運動なのか、目的を忘れてはダメですよね。フィットネスを楽しもう!っていう目的なら、そこまで追い込まなくても身体は変わります。

やりすぎると「くびれ」がなくなる!?

クロスフィットのようなコアを鍛えるトレーニングは、やりすぎるとくびれがなくなる可能性もあります。ファンクショナルな動きに、重りが加わるようなハードなトレーニングは、どうしてもお腹周りの筋肉が鍛えられるんです。

もちろん機能的には悪くないことだけど、やりすぎるとウエストが太くなって(脂肪じゃないけど)ウエストとヒップの差が崩れてきます。女性のラインはウエストとお尻の差で生まれます。だからもしあなたが、カービィなボディラインを望んでいるなら、やり方は他にあるということ。

これを読むと、クロスフィット否定しているように見えちゃいますが、私はあの追い込む感じは嫌いじゃないし、そもそも好きとか嫌いという話でもなくて。ここで言いたかったのは、エクササイズトレンドに踊らされないで、「自分の目標は何なのか」ということを見失わないでほしいということ。

どんなトレーニング方法も選択肢の1つとしてみることが大事。これをやったら全てOKみたいなトレーニングはありませんよ。自分の目的、目標を見失わないようにしながら、色々試してみるとよりフィットネスが楽しくなりそうですね!

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