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東あずさ

3年前、実のお姉さんの誘いでサーフィンをはじめ、シーズン中はたびたびビーチに出掛けるというアスリートモデルの東あずささん。柔術家として日々ブラジリアン柔術の練習を重ねるうちに、柔術とサーフィンにいくつもの共通点があることに気付いたそう。一見、相反するふたつのスポーツについて、あずささんの視点でその魅力を語ってもらいました。

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今月は、いつも連載で紹介しているブラジリアン柔術と、3年前に姉の誘いではじめたサーフィンの共通点についてお話ししたいと思います。サーフィンは6月~9月のシーズン中、時間を見つけては月に23回のペースでビーチに出掛けています。私がお世話になっているカルペディエムの鎌倉道場に訪れた時に湘南に立ち寄ったり、お気に入りの下田半島の海に行くことが多いですね。

ブラジリアン柔術とサーフィン。一見、何のつながりもないように思えますが、実は多くの共通点があるんです。フィジカル的な観点から言えば「柔軟性が高まる、体幹が強くなる、バランス感が良くなる」などが挙げられますが、今回はふたつのスポーツのメンタル的な部分から共通点を紐解いていきます。

恐怖と向き合い、乗り越える力を育む

恐怖とどう対峙するか。生きる上での大きな課題のひとつだと思います。死に対する漠然とした恐れや孤独に対する不安など、例を挙げたらきりがありません。今回、柔術とサーフィンの共通点としてフォーカスしたいポイントは、コンフォートゾーンから抜け出す勇気です。コンフォートゾーンは自分にとっての安全領域。何ひとつ不安のない、安定した環境のことをいいます。人生においてコンフォートゾーンに留まるということは、現状維持を続けるということ。現状維持は衰退であると、私は常日頃から考えています。成長を続けるためには、自分にとって居心地のいい環境に身を置き続けるわけにはいけません。時にはあえて厳しい道を選択する必要もあります。コンフォートゾーンからの脱却です! そして、このコンフォートゾーンからの脱却に対峙するべく強いメンタルを、柔術とサーフィンから培うことができると感じています。

ブラジリアン柔術は格闘技、人と人が一対一で挑む闘いです。時に自分より強い相手に立ち向かわなければいけない瞬間があります。サーフィンは自然との対峙。天候やスポットにより、海は表情を変えます。無風で優しく穏やかな日もあれば、突然、大波が襲う日もあるのです。人間が争うことのできない力を潜める海に挑戦し、波を乗りこなしてコントロールするのがサーフィンです。

自分より強い人間に挑む、自然に戦いを挑む

覚悟を決めなければ、できないことだと私は思います。このふたつに共通している点を少し噛み砕くと、覚悟の磨き方を知ることができるということです。今いる環境を変えたいけど踏み出す勇気がない、コンフォートゾーンから抜け出して成長をしたい。このように考えている人に対して、サーフィンや柔術が自分の殻を破るきっかけになるのではないでしょうか。

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東あずさ

この記事を読んで、少しでもブラジリアン柔術に興味を持っていただければ嬉しいです! 私もお世話になっているカルペディエムの鎌倉道場は、代表の坪井先生を筆頭に、会員のみなさんのほとんどがサーファーです。柔術とサーフィンというアイデンティティを持った仲間を持ち、普段の生活に少しだけスパイスを加えてみるというのも手。是非遊びに行ってみてください! 今よりさらに明るい未来を切り開くチャンスにつながるかもしれません。