脂肪はむしろ落とさないで!

女性の身体作りで一番大事なのは、ただ筋肉をつけることではなく、女性のカーブを保ちながら筋肉をつけること。その女性のラインとは「ウエストとヒップの差」です。

女性はどれだけ絞るかではなく「どれだけキレイに脂肪を残すか」が重要。ボディメイクでは筋肉をつける、落とす、脂肪をつける、落とす、この4つしかできません。筋肉はコントロールできても脂肪をどこからつけるかはコントロールできません。要は胸とお尻にうまく脂肪がのっているとウエストが細く見えて女性らしい身体に見えるんです。

多くの女性にありがちなのは、脂肪を落とせばキレイになれると思って頑張るけれど、なかなか女性らしいボディにならず諦めるというパターン。脂肪を落とす=食事制限により、気持ちがやられてしまって、暴飲暴食とダイエットを繰り返す人は少なくありません。

女性らしい身体は「脂肪があるから」ということをまず理解することが大切。また脂肪の落ち方、つき方はコントロールできない部分があるので、人と比べず前の自分と比べて良くなっていくことを目標に。その過程で自信をつけていくことが大事です。

理想の比率は「0.7

ヒップラインをキレイにするには、ヒップとウエストの差を作ることと、実際にお尻に筋肉をつけていくという両方が必要。私のメソッドでは前、横、後ろから見た時に美しく見える3Dでデザインしていきます。

ちなみにヒップとウエストの比は0.7(ウエスト÷ヒップ=0.7)が理想と言われています。ラテン系、アフリカ系は0.7を切る人はざらにいます。お尻とウエストの差が大きいってことです。でも、ヒップが大きくてもお腹も大きくてはダメですよね。

日本人、アジア人はその逆でウエストは細いけど骨盤も小さい。なので数字にすると、0.7付近の理想値で出ることもあるけれど、見た目は全然違いますし、同じ0.7でも後ろから見ると全く違う。骨盤が大きくて0.7以下だけど、お尻にボリュームのない人は後ろからの印象がいまいちです。だから「細い=ラインがキレイ」とは言えないんです

女性専用トレーニングの必要性

コントロールできない脂肪燃焼で頑張るより(どの部位から脂肪が落ちるかはわからない)、確実に変われること、つまりお尻に筋肉をつけることからやってあげると、ヒップとウエストの差は作ることができます。それが女性らしい体をつくります。

誰もが体型を変えることができる。これは筋力トレーニングの魅力。今あるフィットネスプログラムは男性メインに書かれることが多いです。似ている部分もありますが、筋肉の種類、ホルモン、骨格は全く違います。だからこそ女性専用のトレーニング、筋力トレーニングは必要。それぞれの女性に合ったトレーニングをすることで、効率良く女性らしいボディメイクをすることは可能なんです。

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