出産は素晴らしいものだけど、その後の現実は…疲労感、授乳、オムツの取り替え、服にベッタリと付いた赤ちゃんの嘔吐物など、大変なことが目白押し。育児はまさに年中無休のお仕事。でも、そんな大変な中でさえ、「早く元の体型に戻さなきゃ」と焦ってしまう新米ママたちもいるのでは?

コスモポリタン イギリス版では、母でありフィットネストレーナー、そしてInstagramスターでもあるブリタニー・ヌーナンさんの、「産後、エクササイズを再開する時に犯しがちな間違い5つ」というブログ投稿を紹介。その中で、彼女は出産直後にジムに通うべきではない理由を解説しているそう。

中には、「自分の体のことは自分で決めたいし、産後すぐにジムに復帰したっていいじゃない」と感じる人もいるかも。でも、ブリタニーさんが伝えたい重要なポイントは、あくまで「安全な運動をする」ということ。そして、体が元の状態に戻っていないのに、「無理して運動をしない」ということ。

ブリタニーさんは新米ママたちに対し、出産後6週間は体の回復につとめて、そこから初めて運動を再開するようにアドバイス。

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「体を回復する時間を取り、運動を再開する前に産後6週間目の検診を必ず受けましょう」と、ブリタニーさん。

「自分の体に耳を傾けること。そして、体調を見極めること。もしかしたら、運動する準備が整うまで、6週間以上待たないといけない人もいるかもしれません」。

ブリタニーさんはさらに、運動を早く再開することによって、その後の体型回復に支障が出てしまう可能性を指摘。というのも、必要以上の運動を必要以上に早く再開すると、「筋肉の緊張と凝りが過度に生じてしまうため、便座に座ったり、赤ちゃんを抱き上げたりすることが困難になり、ジムに行くのが億劫になってしまう」のだとか。

引き締まったボディを維持することに強いこだわりを持つブリタニーさんは、帝王切開してから10週間後に運動を再開したそう。最初は腹部の傷を回復させるために自宅で骨盤エクササイズから始め、ベビーカーで散歩もスタート。

「エクササイズを再開するためにできるベストなことは、女性の健康を専門とする理学療法士に会って骨盤の体力テストをしてもらい、腹部の傷の状況チェックや、とりわけ骨盤周りの関節を診てもらうことです」

さらに、「腹筋運動やクランチ、レッグリフト、マウンテンクライマー、懸垂、その他の腹部に負担を感じるようなエクササイズは避けること」とブリタニーさん。金銭的に余裕があれば、産後フィットネスを専門にするパーソナルトレーナーを雇い、徐々に「安全な」運動を再開するのも良いそう。

そして最後に彼女が強調したのは、「自分と他人を比べるのを止めること」。特に、「Instagramにかじりついて、時間やお金、運動についての知識も豊富にある"フィットネスママ"と自分を比べるのは厳禁よ」とアドバイス。

また、「短期間で出産前の体型に戻さなきゃ」と焦るママたちのために、こんなコメントも。

「自分に厳しくせず、体に耳を傾け、徐々にスタートし、運動を楽しむことを学んで、自分のペースで行ってください。出産前と同じ体力や体型をゴールとして設定しないことです。産後のフィットネスは、ゆっくりじっくりと行うほうが長期的な健康を考えたときに効果的なんですよ」

つまり、出産直後にランウェイに復帰するセレブと自分を比べて、自己嫌悪に陥る必要はまったくないということ。新たに授かった尊い命と、自分の健康が何よりも大切であることを忘れずに。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

COSMOPOLITAN UK