人気を誇る海外の美尻フィットネスインスタグラマーたちの間で今、ヒップアブダクターを使ったちょっと変わったエクササイズが流行っている模様。ちなみにヒップアブダクターとは、ベンチに座って、太ももの外側にあるクッションを脚で押し広げ、ヒップ、外ももを鍛えるエクササイズマシン。まず、基本の使い方はこちら。

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死ぬ…。これは本当に死ぬ!!! 続けて60回、20回×3セット。最後のセットは特にしっかりと。終わったら普段どおりには歩けなくなるけど。ぜひ試してみて(ちなみに軽いウェイトでやっても意味ないの)。みんな良い1日を!

そしてなんと、お尻を浮かせてからこの動きをやるのが最近の流行りなのだそう。その様子がこちら。このアングルで撮影すれば自慢の美尻も見映え抜群!

これはThird partyの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

ただ、コスモポリタン アメリカ版が専門家に尋ねたところ、このエクササイズ、動画映りはいいけれど、メリットはそれくらいなのだとか。

米国運動協議会(ACE)から認定を受けたパーソナルトレーナー兼運動生理学者のピート・マッコールさんは、お尻を浮かせることで臀部にもっと力が入るというみんなの思い込みをよそに、「頑張っている感は出るけれど、実際にはそれほど効き目がない」と説明。さらに、お尻を浮かせた使い方はマシンの誤用にあたるらしく、万が一怪我をしてもマシンの製造業者やジムは何も保証してくれない可能性大のため、注意が必要。さらに、ニューヨーク市で活躍するフィットネストレーナーのビアンカ・ヴェスコさんによれば「お尻の筋力が弱い人、膝が悪い人は、このエクササイズは絶対にやってはダメ」とのこと。

そもそもエクササイズマシンは、身体全体の動きを簡略化する代わりに、特定の筋肉を集中的に動かすためのもの。美尻を目指すなら、スクワットみたいに立った状態で行うエクササイズがベストのよう。

「ランジ(片脚を前に踏み出す動作)、ルーマニアンデッドリフト(下半身に力を入れてバーベルを持ち上げる運動)、ケトルベルスイング(ケトルベルを両手で持って両膝の間から肩の高さまでスイングする運動)、スクワット、そして踏み台昇降など、立った状態で股関節を伸展させるエクササイズのほうがはるかに効果的なんです」とマッコールさん。エクササイズの目的がカロリー消費であれ、筋力アップであれ、一度の動きでたくさんの筋肉を動かしたほうが運動効率が高いからなのだとか。

ヴェスコさんは、ヒップ、太ももを同時に鍛えるために、トレーニングチューブを使った簡単なサイドステップから始めることを推奨。方法は、トレーニングチューブを膝のすぐ上か下にはめて、スクワットをした状態で大きくサイドステップするだけ。このとき、胸は正面に向け、お尻は下げ、膝は爪先よりも後ろに来るようにするのがポイント。

トレーニングチューブを使った、お尻のウォームアップとクールダウン用のエクササイズ。サイドステップを20回×3セット。スクワットを30回×3セット。バックキックを20回×3セット(各脚につき)。大事なのは、臀筋を最大限に動かすために、常に臀筋を意識してきゅっと引き締めること!

また、トレーニングチューブを使わずに、サイドランジをするのも効果的とのこと。横に大きくステップし、踏み込んだほうの脚の膝を曲げてお尻を下げ、太ももが床とほぼ平行になるように。そして直立姿勢に戻り、今度は反対側にステップし、これを繰り返せばOK。

これなら家でも実践できそう! 美尻を目指して今日から早速トライしてみましょう♡

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Takako Fukasawa(Office Miyazaki Inc.

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