しかし、制限時間となり試合終了、結果は判定負け。あずささんは、試合直後の心境をこう振り返ります。「本当に悔しい。ただそれ、ひとつだけ。今までどんなに練習がキツくても泣いたことはなかったんですけど、負けてどうしても悔しくて、涙が溢れてきました。 先生は、『俺がやれって言ったことを、ちゃんとできていたから良かったよ。まだまだ柔術っぽい試合はできていなかったけど、長い目で見ていい試合だった』っ言ってくれた。勝ったら一緒に喜ぼう、負けても一緒に悲しもう。お前ひとりじゃないよってずっと励ましてくれていた、本当に良い先生なんです。当日も、私が緊張しないように朝からずっと声を掛けてくれていました。だから本当は、先生にもいいところを見せて、喜ばせたかったな」