世に溢れる様々なメイクのアドバイス。でも中には人によって相反するものも…。

そこでコスモポリタン イギリス版が、メイク業界のプロにメイクの"常識"について質問! これを読めば、あなたのメイクも一段レベルアップするかも…!?

1. 目元のコンシーラーはファンデーションと同系色じゃないとダメ?

ロンドン発のコスメブランド<イラマスカ>(日本未上陸)のアーティスト/国際トレーナー、ロス・アンデレワーサ氏いわく、それはただの迷信なのだとか。「コンシーラーは、顔全体に塗るファンデーションと違う色であってもかまいません。ピーチ系を基調にした色を使うと、目の下のクマを隠しやすいですよ。例えば、イラマスカのスキン・ベース・リフトは、すでにピーチ基調が含まれているため、目の周りをより明るく魅力的にしてくれるのでオススメです」

2.鼻にハイライトを入れると高く見えるって本当?

本当だけど、正しいやり方でやらないとダメらしい。ニッキー・ヒルトンが広告塔を務めるコスメブランド<スマッシュボックス>(日本未上陸)のメイクアップコーチ、ジャニン・バード氏いわく、「鼻は縦全体にハイライトしてはダメ! おかしく見えるだけ。光が自然に当たる部分だけをハイライトするのが正解」なのだそう。これは人によって違うみたい。

3.目の内側にアイライン(インサイドライン)を塗ると、目が小さく見えてしまう?

黒色を使うと、目を包み込んでしまうため小さく見えてしまいがちだけど、明るめの色を使えば逆の効果があるのだとか! <M.A.C>のシニア・アーティスト、シェル・ウェブ氏は、ヌードベージュ色のアイペンシルで下まぶたを塗るといいと言う。「ニュートラルな色合いが目の色を引き立たせ、目を大きく見せてくれます。まつげも長く華やかに見せる効果あり!」

4.グロスたっぷりの唇は時代遅れ?

<レブロン>のグローバル・アート・ディレクターを務め、多大なる支持を得るメイクアップ・アーティスト、グッチ・ウェストマン氏によると、グロスブームは再来しているという。「しばらく見られなかったけど、さらに女性を輝かせるように進化して、グロスブームが戻ってきた」とのこと。ランコムのメイクアップ・アーティスト、シェラ・シャイク氏も「健康的できれいな肌となら、なおステキ」と賛同。「グロスの輝くリップは、明るい顔色を演出し、厚塗りというよりもむしろフレッシュ感をアップさせてくれるわ」

5.ファンデーションは何層も塗っちゃダメ?

<イヴ・サンローラン(YSL)>のメイクアップ・アーティスト、フレッド・ルタイユール氏は「1つの製品を急いで厚く塗るのと、3つの違う製品を薄く重ね合わせるのでは、全く違う」と話す。ランコムのシャイク氏も「一度で完成させてしまいたい気持ちは分かるけど、やはり薄い層を積み上げ、上手にブレンドさせることにより、より自然で長持ちするメイクになるわ」と同意。1つのものを分厚く塗るよりも、違うものをレイヤーにして塗る方が断然自然に見え、肌も呼吸しやすくなるため肌荒れも防げるという。

6.指を使うのが一番いいってウソ?

Pixiwoo>(Youtube上で展開するメイク動画チャンネル)で有名なニックは「確かに指は人の持つすばらしいツールではあるけど、便利な分、さほど長持ちするメイクにはならない」と話す。イヴ・サンローランのルタイユール氏も、「指を使ってファンデーションを塗ることにより、つけ過ぎたり質感を壊したりして、全体のバランスを崩してしまうリスクがある。また、指を使うと、ブラシを使うときよりも3倍のファンデーションを無駄にしてしまうんです」と声をそろえた。

7.シミはコンシーラーで隠してから、ファンデーションを塗るって手順は合ってる?

シミをカバーするには、メイクを正しい順序で重ねていくことが大事らしい。「ファンデーションを先に塗り、シミ隠しは最後にすべき。自分の肌色に合ったコンシーラーを選び、ブラシを使ってコンシーラーをシミ全体に押しつけ、その後細めのブラシでなじませながら隠していく。最後に全体にパウダーをのせて完成」と、<Pixiwoo>のニックは話す。

8自分に合うファンデーションは自然光の元で確かめるべき?

自分に合うファンデーションを見つけるために、わざわざサンプルを持ち帰っていろんな光で試してみるなんてことは必要ないという。イヴ・サンローランのルタイユール氏は、「自然光や他の照明の中でどう見えるかなんて心配しなくてOK。ファンデーションが首の色と一つの光の中で合えば、だいたい他の光の中でも合うもの。光や照明によって、ファンデーションも肌の色と同じように変化するから、常に一致して見えるはず」と説明する。

9.脂性肌にはパウダーを使うべきって本当?

確かにパウダーはテカりを防止するけど、ほどほどに、とのこと。イヴ・サンローランのルタイユール氏によると、「油分が多めの肌質なら、まずはマットな見た目を演出する下地を選ぶといい。すぐにパウダーベースの質感に走ってしまうと、粉っぽく重たい仕上がりになってしまいやすいから。個人的には、パウダーはテカり防止と毛穴隠しのための最終手段。それ以外で使うと、厚化粧や乾燥の原因となるため、なるべく避けることをおすすめするよ。使った場合は、毛穴の中に残ったパウダーをしっかりディープクレンジングオイルで洗い流すように」とのこと。

この翻訳は、抄訳です。

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