春夏メイクは、ナチュラルな素肌感とカラー使いが鍵？

寒い冬が終わりを迎え、ついに待ちに待った春到来！　それに合わせて、春夏のメイクトレンドにも注目したいところ。そこでコスモポリタン イギリス版が、M・A・Cのメイクアップアートディレクターのテリー・バーバー氏に、今年の春夏メイクトレンドについて聞いてみました。

1．素肌感を強調

2016年は、どの角度から見てもムラがなく、完璧なカバーファンデーションが流行したけれど、テリー氏いわく2017年は、もっとナチュラルで素肌感のあるメイクが流行るそう。

「新たに進化したテクノロジーやテクスチャーは、"塗った感"を出さずに女性の肌を美しく見せてくれます。今年は"リアル肌"がきます。生肌ではなく、健康的な艶を放つ肌のことを指します」と、テリー氏。

2．遊び心のある色使い

春夏は、カラーメイクで気分をあげてみるのはいかが？　秋冬は暗めな色が多かった分、春夏はビビッドカラー使いで遊び心を満載に♡

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子供が楽しんで色塗りをするような気分で、自分の思うままに色を選んでみて。顔全体のトーンを抑えて、カラーが引き立つような感じに仕上げるのがポイント。

「カラーは、いつの時代もどこかに取り入れられるもの。今年のカラー使いの魅力は、80年代～90年代初め頃の自由な風潮からも影響を受けています。リップカラーは、アイシャドウにマッチさせる必要は無く、必ず赤じゃないとダメというルールもありません。オレンジでも黄色でも、感性で好きなように色を組み合わせると、あなたらしさが表現できると思います」。

3．目元も主張させて

もし、あなたが完璧なキャットラインや、瞼の幅の見せ方にこだわるなら、少し見方を変えてみるといいかも？　良い意味で、今年はトレンドが変わってくるよう。

セクシーな目元を演出するために、少し強気に攻めてみること。下まぶたのメイクも実は、上まぶたくらい重要なポイントです。下まつげの近くにのせたアイシャドーは、他の部分の引き立て役ではなく、もっと"主張"するもの。メイクの常識に"1通りだけ"ということは無くて、あなたの顔に似合うメイクをするのが一番。言ってみればそれは、"あなたの美をつづったサイン色紙"みたいなものです。あなただけのものだから、誰にもマネはできません。

「アイシャドウ、アイライナー、アイグロス全てが、上手く混ざり合って見える必要があります」。つまりそれは、ごちゃついているのでは無く、それぞれが主張し合い、溶け込んでいるように見えること。テリー氏いわく、これは「最高の組み合わせ」なんだとか。

もう1つのトレンドとして、2017年はファンデーション同様にアイシャドウも、もっとまぶたを自然な色に見せるテクニックが注目を浴びそう。

「今年のアイシャドウは、主に濃淡の調整用に使われ、ただまぶたに色をのせるためだけの使い方は減るかもしれません。パウダーもそんなに使わず、アイグロスで素肌感を引き立て、クリームアイシャドウで陰影をつけることで、より素肌っぽく綺麗なまぶたを手にすることができます」。

4．ヘルシーなツヤ感を出す

テリー氏のいう"ツヤ感メイク"とは、ナチュラルでヘルシーな輝きを持たせること。モデル界では、少し大げさなくらいにオイルやジェルでツヤ感を表現しているけれど、実際に私たちがメイクする場合、チークのハイライトだけでなく、健康的で自然な肌の輝きを出すことがポイントなんだとか。

テリー氏がオススメする方法は、輝きのあるストロボクリームなどをファンデーションに混ぜて使うこと。そうすることで、まるで15分間ランニングマシーンで走って汗をかいたような、しっとりとしたツヤ感が表現できるそう。

5．自分らしいメイクを

最後は、結局これが一番大事かも…？という話。

テリー氏いわく、「季節ごとの新しいトレンドというのは、いずれなくなっていくかもしれませんね。これからのメイクのトレンドは、"これが今、アイペンシルの最先端ですよ"と言って作られるのではなく、メイクの質感だったり、醸し出す雰囲気から生み出されていくものになるんじゃないでしょうか」。

最後にテリー氏から、全ての女性に向けてこんなメッセージが。

「女性の皆さん。メイク動画などで、ただやり方を真似するのではなく、自分自身に似合うメイクを見つけていく時が来たのかもしれません。"誰にでもマッチするメイク"はないので、あなたの魅力を最大限に生かせるメイクをして下さいね」。

テリー氏の言葉で、メイクがいかに奥深いものなのか伝わったのでは？　トレンドを取り入れつつ、自分らしさやそれぞれの魅力を引き出すメイクをしていきたいですね。

※この翻訳は抄訳です。

Translation:Mai

COSMOPOLITAN UK