ディオール メイクアップのクリエイティブ&イメージディレクターをつとめるピーター・フィリップスさんによると、「一昔前の女性たちは雑誌を見て最新トレンドを学んでいました。でも最近では、気分や表現したいセルフイメージに沿って、マットな質感、大胆なメイク、ナチュラルなトーンなど、さまざまな仕上がりを楽しんでいます」とのこと。

そこで、「何を使うか」よりも、「どう楽しむか」という点にフォーカスした、彼のメイクアドバイスをコスモポリタン イギリス版からお届けします。

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1.コントゥアリングで違う表情を楽しむ

「コントゥアリング(シェーディングとハイライトを駆使したメリハリメイク)はずっと昔から行っています。撮影やファッションショーで顔にメリハリをつけるのはメイクアップアーティストの仕事ですから。コントゥアリングでメリハリを出すには、2色から3色のカラーを駆使します。このトレンドは定番になって欲しいと思っていますが、よくハウツービデオで実践されている極端なコントゥアリングはおすすめできません。とはいうものの、あらゆるメイクを試すのもメイクの楽しみの1つですよ」

2.重要なのは値段ではなく、「ムラなく馴染ませる」こと

「コスメの値段にかかわらず、ファンデーションやチークをきちんと馴染ませさえすれば、くっきりした境界線がなくなり、肌の一部のように自然に見えます。口紅にしても、たとえば1色だと物足りないとき、2色を使って馴染ませるとより洗練された印象になったりしますよ」

3.質感の異なるリップを試す

「自分がコレクションを立ち上げるときは、マット、シャイニー、シマーなど、必ずすべての質感を取り揃えます。どの女性にも、必ずその人に似合うタイプのローズやベージュ、マットレッド、サテンオレンジがあるんです。色々試して、自分にぴったりのベーシックカラーを見つけてください」

4.新しいメイクを試すことを恐れない

「僕が若かった80年代、自分は最高にイケてると思っていましたが、その5~10年後になって当時を振り返ると、『あのとき、自分は何を考えてあんな格好をしていたんだ!?』と感じたものです。でも今思えば、当時は『自分は今最高だから、他人がどう思おうと関係ない』と感じることができていたのです。同じことがメイクにもいえます。5年後、たとえば今のコントゥアリングメイクを見て、『当時の私ったら、何考えていたの?』と思うかもしれません。でも、大事なのは今、好きなことをすること。所詮、メイクは落とせるのだから、次はまた別のメイクを試せばいいだけの話です」

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

COSMOPOLITAN UK