メディアで取り上げられるトレンドダイエット法を見て、どれが正解なのか分からない人も多いのでは…?

お肉中心ダイエットがある反面、ベジタリアン思考が推奨されたり。フルーツは糖質が高いからNGと言われる反面、100%フルーツダイエットが流行したり。さらには、コーヒーは肝臓のデトックスに最適といわれる反面、カフェインの摂り過ぎはダメという説が…などなど。

そこでコスモポリタン イギリス版が、インターネット上で"ダイエットに効果的"とされている以下の6つの食品について調査。いくら体にいいとはいえ、"何ごともほどほどに"精神に基づくと、これらを食べる際にも注意が必要かも…?


【INDEX】

  1. ケール
  2. アボカド
  3. サーモン
  4. キヌア
  5. クコの実
  6. チアシード

1.ケール

超健康食材と称されるケールも、食べ過ぎには注意。なぜなら、甲状腺に深刻な影響を与えるとも言われているから。ケールにはチオシアン酸塩という物質が含まれており、これを多く摂りすぎると、甲状腺ホルモンの構成成分であるミネラル、"ヨード"の働きに影響を及ぼし、甲状腺の機能低下を引き起こす可能性があるという。痩せたいからといってケールを食べ過ぎると、新陳代謝を低下させることにもなりかねないんだとか。特に、成分を濃縮させてしまうケールジュースは最も危険だという説も。しかし、基本的には非常にヘルシーな食べ物であるため、過剰摂取さえしなければ大丈夫そう。

2.アボカド

アボカドもご存知の通り、ヘルシーかつアレンジレシピも豊富な、女性に人気の食べ物。でも、その脂質量…知ってた? アボカドからの摂取カロリーは50キロカロリーまでが適量と言われているのだが、それってなんとアボカドたったの1/5個分なんだとか。丸1個分(つまり250キロカロリー)サラダに入れて「ヘルシー!」と思ってしまいがちだけど、実はビッグマックに相当する脂質量だという。やはり食べ過ぎには注意したほうがよさそう。

3.サーモン

健康志向の誰もが愛するこの魚。それもそのはず、サーモンはオメガ3脂肪酸、セレニウム、ビタミンB12やプロテインが豊富で、トップを争う健康食品と言われているから。煮ても焼いても、お寿司にしても、サラダに入れても、どんな調理法でも美味しく食べられるのは周知の事実。

でも、ここでひとつ赤信号。サーモンは水銀と神経毒を含むとも言われていて、食べ過ぎると、水銀中毒や神経障害を招く可能性も。特に妊娠中の女性は、制限する必要がありそう。しかし、それでも他の魚に比べて水銀量は少ないほうだと言われていて、一週間に2人前くらい(約340グラム)までなら食べても問題はないのだとか。ひとまずそれくらいにしておくのがオススメ。

4.キヌア

キヌアはみんな大好きなスーパーフードのひとつ。グルテンを含まず、ベジタリアン向けで、体が成長に必要な全9種のアミノ酸を含むプロテイン満点食品。でも、一部の調査によると、キヌアに含まれるサポニンという物質は、お腹に優しくなく、胃の内壁を傷つけることもあるという。要するに、こちらもほどほどにってこと。

5.クコの実

クコの実も人気の健康食品。抗酸化物質が豊富で、一部では抗ガン作用があるとも言われている。でも、この魔法の実を口に放り込むたびに、どれくらいのカロリーを飲み込んでいるか知ってた…? グラムごとで数えると、実は糖分やカロリーもキャンディ並みに高いのだとか! もちろんビタミンなどを考えると、栄養素的にはクコの実とキャンディとでは違うけど、ダイエット中、あるいは糖尿病の人は制限したほうがよさそう。

6.チアシード

こちらも古くからのスーパーフードとしてうたわれ続けてきた食品。抗酸化物質、プロテイン、食物繊維、オメガ3脂肪酸が豊富で、サラダやコンブチャ(紅茶キノコ)に入れたり、アーモンドミルクに混ぜたりするのもオススメ。でも、胃腸に危険な副作用を引き起こす可能性もあるんだとか。この食材は水分によって膨張する特性があるため、そのまま食べるとお腹の中で膨張しすぎてしまい、痛みを伴うことも。確かに栄養素を見るとヘルシーだけど、食べる量には気をつけたほうがよさそう。

つまるところ、極端な食べ方さえしなければ、上記の食品はどれも至って健全な健康食品だということ。溢れかえるダイエット情報に左右され過ぎず、バランスの良い食生活を目指しましょう。

この翻訳は、抄訳です。

COSMOPOLITAN UK