普段から「おりもの」について頻繁に考える…なんていう人はそういないはず。もちろん気になることがなければ、きっと特に問題がない印だから、それでOK。でも、ある日突然その色やニオイや質感に変化が生じたら…? 「何だろう」と気になっているあなたへ、おりものから健康について考えるヒントを、コスモポリタン イギリス版より紹介します!

1.排卵期に突入

おりものがネバネバしてきたような気がするなら、それはきっと排卵が始まったサイン。卵巣が排卵を起こし、卵子が卵管を通って受精できる状態に向かっているということ。「排卵期の直前になると、ネバネバした透明のおりものが増えたように感じやすいでしょう。このネバネバ状の液体が卵子へ向かう精子を移動しやすくします」と話すのは、コロンビア大学医学部のヒルダ・ハッチャーソン産婦人科教授。つまり、妊娠を予定してない人は、この時期特に注意すべし。

2.おりものが減るのは、生理へのカウントダウン

排卵期が終わると、おりものも少しずつ少なくなっていくそうです。生理サイクルにあまり乱れのない人は、一般的に排卵の約14日後に生理が来る計算に。なので、おりものの減少をもとに生理へのカウントダウンができるわけです。「女性の中には、白くて粘り気の強いおりものが見られる人もいます。でも無臭で、かゆみや痛みを伴わなければ、特に問題はなく、数日したらなくなるでしょう」とハッチャーソン教授。

3.ストレスを感じている

ストレスが原因で、おりものの量が増えることもあるんだとか。多少の増減は問題ではありませんが、ちょっと多いかな…と思ったら、一度立ち止まって自分のストレス状態を確認して。ご無沙汰だった休息をたまにはとってみるのもいいでしょう。

4.月経中間期かも

おりものに血液が少しばかり混じっていても、パニックを起こす必要はありません。月経中間期の出血は普通のこと。ただ、血みどろのおりものが見られるようだと、何かもっと深刻なサインかも。ハッチャーソン教授曰く、「膣感染症や子宮感染症、骨盤内感染症や妊娠の可能性があるかもしれません」とのこと。生理じゃないのにおりものに多量の血液が混ざっていたり、他の症状(骨盤の痛みなど)を感じたりしたら、大事に至る前にお医者さんに診てもらうのがいいでしょう。

5.感染症の可能性がある

おりものから感染症の可能性を見出す方法は3つ。

A.通常のおりものは比較的無臭であるため、魚臭いようなニオイがしたら何かがおかしいというサイン。

B.チーズのように粘り気の強すぎる質感だと、イースト菌感染症によるカンジダ膣炎の可能性も。

C.ハッチャーソン教授によると、注意すべき色はグレー(ニオイも気になるなら細菌性膣炎かも)、黄色や緑(白血球がなんらかの性感染症と戦っているサインかも)、茶色(乾いた血液による色、つまり大きな炎症が膣内で起きている恐れが)。

こういった色やニオイの変化に気付いたら、とにかく早めにお医者さんに相談することがオススメです。おりものが示すのは、あくまでヒントだけ。結局全貌を解明してくれるのはお医者さんですから。

この翻訳は、抄訳です。

COSMOPOLITAN UK