多くの栄養士は、健康的な食生活のためには「何でもほどほどに」とアドバイスするものだけど、そこには時に例外も。まるで栄養がないから、他にずっといい選択肢があるからなどの理由で、栄養士が決して口にしない食べ物もあるのだとか。というわけで、食の専門家である彼らが避けている食べものとは何なのか、コスモポリタン イギリス版が聞いてきました。

1あらゆるタイプのダイエットフード

アマンダ・ハミルトンさん(栄養食品会社Vita Coco提携栄養士)

「ダイエット食品には、近づかないようにしています。ダイエット食品は、加工品ですから、脂肪を減らしたり、人工甘味料を加えたりしています。ローファットな食生活というコンセプト自体が時代遅れですし、人工甘味料は胃腸に悪影響を与え、長い目で見ると甘いものをやめられなくなる可能性もあります。私は何でもナチュラルにするのが好きです」

2.炭酸飲料水

キャサリン・カイザーさん(フィットネス会社Freeletics専属栄養スペシャリスト)

「ごめんなさい、砂糖入りの炭酸飲料、エナジードリンク…。でも、私は何があっても、この商品は飲みません。私はできるだけナチュラルな食生活を心がけていて、あまりやりすぎないようにしているけど…。もし、単に目を覚ますためにこうした飲み物を飲んでいる人がいたら、エスプレッソや抹茶を飲むのはいかがでしょう? 過剰な糖分や化学物質の混合物、カフェインを含んでいない分、良い選択ですよ」

3.ケチャップ

リアノン・ランバートさん(登録栄養士、ロンドンにあるクリニックRhitrition設立者)

「何でも適度に、を信条とする私は何でも試しますが、調味料一般、特にケチャップについては別です。高度に加工されていて、砂糖がたっぷり入っているので、トマトのローストを添えた方がずっといいのにといつも思ってしまいます。口の中でトマトの果汁が広がりますよ!」

4.サラミ

マナル・シューシェインさん(Bio Care専属臨床栄養学者)

「サラミやフランクフルト・ソーセージのような加工肉の類は一切避けています。大抵の場合、これらには添加物、人工着色料、少量の質の悪い肉やトランス脂肪が含まれています。こうした原料はほとんど栄養のないカロリーを摂取することになります」

5.硬化油を含む食品すべて

マリリン・グレンヴィル博士(女性の健康を専門とする栄養学者)

「硬化油や一部に硬化油を含むものは一切口にしません。これらの製品は高温かつ高圧力で油に水素を添加することで液体の油を固形化しています。これらを消費することはプラスチックを消費するのと同じくらい、体にとって不自然なことです。体はどう対処していいか分からないので、あらゆる不健康なプロセスが起こりえます」

6.中華料理のテイクアウト

フェイ・タウンゼンドさん(Protein World専属栄養士)

「油っぽくて、脂肪が多く、塩気の強い食べ物を食べるとものすごくむくむので、特定のテイクアウト料理、特に中華料理のテイクアウトは避けるようにしています。中華料理のテイクアウトメニューのものの多くは油を使っています。そして、油を使った料理は飽和脂肪やナトリウムを多分に含んでいるため、体が消化するのが大変なのです。また、過剰な塩分の摂取によって体が水分を貯め込みますが、これがむくみの主要な原因で、私を悩ませるわけです」

7.マーガリン

カッサンドラ・バーンズさん(社内栄養士)

「私は常に、マーガリンや植物性油のスプレッドはもちろん、グレープシードオイル、サンフラワーオイルなどの植物性の調理油も避けています。これらは体に有害だと考えているからです。その代わりに私が料理に使うのは、ココナッツオイル、たまにバター、(低温で調理する場合は)オリーブオイルです」

基本は「何でもほどほどに」だけれど、ちょっとだけ意識してみてもいいかも。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN UK