メンタルヘルスのプロ5人が実践する「セルフケア術」

その道のプロだって人間。ストレスを感じたときは、どう対処してる?

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ストレスが多い現代社会。私たちは運動をしたり、食生活に注意したりはしますが、メンタルのケアはついおざなりにしがち…。WHO(世界保健機関)の発表では4人に1がなんらかの心の病を抱えていると言われる今、私たちは体のみならず心の健康を保つことにもっと目を向けていくべきなのかも。

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Good Housekeeping>では、5人のメンタルヘルスのプロたちが、どうやってストレスを発散しているかなど、自身が実践するセルフケア方法を伝授。どうもストレスを上手くコントロールできない…という方は、ぜひ参考にしてみて。

1. 自己認識と思いやり

心理学者のアンハラッド・ラドキン先生はこのようにアドバイス。

「自分たちは決して超人ではなく、時には助けが必要であることをきちんと認識することが大切です。セラピストになる人はみんな、まず自分自身がセラピーを受けなければいけませんし、そうすることによって自己認識を高め、自分が助けを必要としている時のサインに気づけるようになります。私にとってそのサインは、例えば涙もろくなったり、イライラしたり、すぐに怒ってしまったりする時ですね。また、プロとしてやっている私たち自身にもメンター(助言者)が必要です。自身の荷を降ろし、他のプロたちから客観的な視点でアドバイスをもらうことは、必要不可欠なのです。

集中できるということは、私にとって非常に大事なことです。仕事中は仕事に集中し、家にいる時は家族と過ごす時間に集中する。そうやって脳内を整理する必要があります。もしあるクライアントのことが頭からどうしても離れない…なんていうことがある場合は、そのままにせずに、スーパーバイザーや同僚に相談するようにしています。

また、クライアントに対してと同様に、自分自身にも思いやりを持って接するようにしています。メンタルヘルスのプロと言うと、なんだか雲の上の人たちのように思われがちですが、日々耳にしている人々の悩みから自分を切り離して考えることができなければ、とてもじゃないけどやっていけません。私たちは決して無敵ではないのです。メンタルヘルスのプロである自分たちにだって、時には助けが必要であることを認めることはタブー視されがちですが、それを弱さとして捉えてはいけないと思います。逆にそれを認めることにより、より仕事が上手くなることにだって繫がります」

2. カラダを動かし、趣味や旅行にいそしむ

心理カウンセラーのアンジェラ・ブリッグス氏は、このようなことを心掛けているそう。

「仕事をきちんとこなせて、人の助けになれるプロでいるためには、セルフケアを優先しなければなりません。十分な睡眠を取り、規則正しい食事をし、定期的にカラダを動かすことは必要不可欠です。特に、仕事柄多くの情報や感情の処理を脳内ですることが多いため、長距離のウォーキングやランニングは頭をすっきりさせてくれます。

自分自身もトレーニング期間中にセラピーを受けましたし、今でも難しい案件や自分の抱える問題を刺激しかねない案件に関しては、スーパーバイザーに相談しています。クライアントとは必要以上に心を通わせないようにも注意していて、ある程度の自己認識と分別を持ってカウンセリングを進める努力をしています。趣味はとにかく話すことや、セラピーとは無関係なものに没頭するようにしていて、現在はドラムを習っています。旅行に行くのも大好きです。

休みが必要なことを周囲に伝えることは、弱さを見せることだとは思いません。プロとして働き始めたある時、酷い性暴力に遭った女の子数名と向き合う仕事がありました。その時のストレスは計り知れませんでした。その件が終わった後、私は自分の気持ちに蓋をして無理をしながら働き続けるのではなく、少し休みをもらい、頭の中を整理して、次のクライアントのために再び充電完了した状態で臨めるようにしました。私を信じ、頼って来てくれる人たちの助けになるためには、私自身がしっかりしていなければいけませんからね」

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3. 取り越し苦労をしない

精神科医のコスモ・ハルストレム先生はこう語ります。

「私は特にうつ症状などを抱えてはいませんが、落ち込んだ時は、余計な心配をしたり大げさに悩んだりはせず、問題を解決するために11つ順を追って考え、必要な助けを求めるようにしています。自分自身がより幸せな人生を送るために、物事と向き合い直すことは勇気を要しますが、きっと事態は好転するという確信を持って進めば大丈夫です(これは以前の職場で、私が不満ばかり抱えて転職したくて仕方がなかった時に実践した方法です)。感情に振り回されるのではなく、問題を合理化して考えること。コントロールが効かなくなるほどの負のスパイラルに陥ってはいけません。私はそんな時、運動をしたり、ワインを飲んだり、まったく仕事とは関係のない楽しみを見出すようにしています。何よりも、諸々のことが自分のコントロール下にあると感じられることが大事です。だから私は悶々と悩まず、早い段階で行動に移して変化を起こそうとします。また、もし薦められるようであれば治療だって受けるでしょう」

4. 柔軟なセルフケアルーティンを持つ

英国看護協会のカウンセラーを務めるタニア・コッホ氏が実践する方法がこれ。

「個人的なことでも職業上でも、私は問題が生じた時、同業者に助けを求めています。また毎日自分自身に対して、気分はどうか、より好調であるためには何が必要か、睡眠・健康的な食事・運動などが不足していないか、どういった点で改善が必要かなど、聞いては考えるようにしています。

普段ならばさほど気にならないことにまでつい噛みついたり、力み始めてしまったりすると、セルフケアに集中しなければ…と気づきます。私にとって運動はとても大切です。でも、逆にストレスになってしまうほどストイックにはやりません。仕事に追われて、思うほど頻繁に運動が出来なくなってしまった時は、たまに長めのワークアウトをしたり、"近々また出来るようになるから"と自分に言い聞かせたりします。ある程度の柔軟性を持ち合わせていなければ、ストレス解消法だったことそのものが、逆にストレス要因になってしまいますから。他にも読書や料理などのクリエイティブな活動も、リラックス効果をもたらします。人は、その時々のライフステージにおいて、プレッシャーやストレスへの反応が変化していくことを認識することにより、各々に応じた対処法を考えられるようになります。"正しい"方法なんて何もなくて、むしろ自分に合った方法こそが最善なのです

5. おしゃべりこそが最高のセラピー

メンタルヘルスをサポートする英チャリティ団体<サマリア人協会>のボランティアリーダーであるクリスティン・スチュアート氏は、こう語ります。

「仕事や家庭でストレスを感じることがあっても、サマリア人協会のサポートシステムの一員であるということは、いつでも話し相手がいてくれるということを意味します。うちの協会員は"話を聞く"トレーニングをしっかり受けているので、ここでの10分間のおしゃべりは、バーやパブで2時間愚痴のこぼし合いをするよりもはるかに満たされますよ。また、問題からきちんと距離を置いて、前進することができるようになります。たとえ自分自身がすごくストレスの多い1日を過ごしていたとしても、職場に来て電話相談の対応をし始めると、なんだか色々と視界がクリアになって来て、『自分は何をあんなに悩んでいたんだろう?』とすら思えるんですよね」

いかがでしたか? 自分に合いそうな方法を参考にして、ストレスと上手に向き合っていきたいですね。

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

Goodhousekeeping UK

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