食べることで栄養やエネルギーを摂取している私たち。とはいえ体調が悪いときに「これを食べたらすぐ治る!」なんて食べ物は存在しないのが事実。

しかし、食べ物の力も侮るなかれ。

アメリカで人気のTVドクターであり、心臓外科が専門のメフメト・オズ医師は「食べ物と健康は表裏一体の関係です。正しく食べることは、健康を保つための秘密兵器と言えるでしょう」と語っているそう。「体調が悪いな、と思ったとき、まず食事を見直してみましょう。副作用なく健康効果が期待できるのが食べ物の良い点です」。

そこでオズ医師がオススメする「不調時に食べるとよい食品」をコスモポリタン アメリカ版から。「これさえ食べていれば大丈夫」というのではなく、まずはバランスよく食べることを念頭におきながら、食べ物の効能を知っていきましょう。

症状:PMS(月経前症候群)がツラい

亜麻仁(あまに、フラックスシード)

オメガ3脂肪酸が豊富な亜麻仁。毎朝、小さじ2杯分をスムージーに入れたり、シリアルにまぜて摂取すると、腹痛の原因と言われる炎症を鎮静化する効果が期待できるそう。

サーモン

淡水魚にも炎症鎮静効果があるのだとか。週に3回のペースで摂取すると、乳房のハリが和らぐ可能性も。

毎朝23個(丸ごと)食べるといいそう。ビタミンDB6Eが豊富なため、PMSの症状を緩和してくれる働きが期待できるとのこと。

症状:腹部膨満感(おなかのハリ)

パセリ

みじん切りにしてサラダやスープに混ぜて食べてみて! むくみがスッキリしてお腹がペタンコになるかも。

パパイヤ

消化管に詰まった食べ物を分解するパパイン酵素を含んでいるので、生のままカットして食べると、お腹がスッキリするそう。

全粒粉

食物繊維が豊富な全粒粉を少しずつ毎日の食事に取り入れることで、消化がスムーズになる場合も。ただし、一度にたくさんの量を摂取すると逆効果なのでご注意を! まずは1週間に5グラム程度(発芽穀物パン1枚分)から増やしていき、最終的には1日に25グラム程度摂取できるようになると良いのだとか。

症状:頭痛

ピクルス液

ポーランドには「お酒を飲んだ後、1/4カップ程度ピクルス液(ピクルスの漬け汁)を飲んでから寝れば2日酔いを避けられる」という民間療法があるのだそう。酢がたっぷり入ったピクルス液はアルカリ性電解液。頭痛を緩和する効果が期待できるとのこと。

スイカ

脱水症状は頭痛を引き起こす原因。スイカのように水分たっぷりで甘味のあるフルーツは、おいしく水分を摂れる方法の1つ。

緑の濃い葉野菜

ほうれん草など、マグネシウムをたっぷり含む緑の濃い葉野菜を積極的に食べると、偏頭痛の頻度が下がると言われているそう。

症状:慢性疲労

キヌア

体のエネルギーレベルを上げるには、鉄分が必須。カップ1杯分の(調理済みの)キヌアには、鉄分が約18ミリグラム(=1日の理想摂取量の15%程度)含有されているそう。

ココナッツオイル

コーヒーを飲むとき、1滴たらすのがオススメ。ココナッツオイルに含まれる脂肪酸が、疲労を促進させると言われているカフェインの吸収を遅らせてくれるんだとか。

サクランボのジュース

夕食時に30ミリリットル程度飲んでみて。睡眠を促すと言われているメラトニンを摂取できるそうなので、安眠効果を期待できるかも?

手軽に摂取できるものから、ぜひトライしてみましょう。

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 宮田華子

COSMOPOLITAN US