Good Housekeeping>によると睡眠不足や運動不足、不安などに加え、(加工食品や脂肪、糖分の多い食品を含む)特定の食品は、エネルギーの低下を引き起こすことがあるのだとか。コーヒーの活性化作用はすでに数え切れないほど報告されているけれど、他にも私たちのエネルギーを上げ、活性化させる食べ物があるとのこと。

疲れたときに摂るべき栄養素とは?

元気が出る食べ物というのは、少なくとも34グラムずつ繊維とタンパク質を含む食品を組み合わせたものです」と話すのは、グッドハウスキーピング研究所の栄養部門ディレクターで登録栄養士、認定食事療法士、科学修士のジャクリン・ロンドンさん。また、ロンドンさんは果物や野菜を摂ることも推奨。「特に夏の暑い季節にエネルギー切れになるのは、しばしば脱水症状に陥っているからで、これが眠さの隠れた原因なのです」「野菜と果物をさらに食事に取り入れることで、食べ物と飲み物の両方を通して、脱水症状を回避することができます」とのこと。

というわけで、毎日の食事に野菜や果物を増やすとともに、午後の眠さが襲ってきたときに取り入れたい、食べ物&飲み物をご紹介。

疲れたときに効果的な食べ物&飲み物4つ

1.抹茶

「抹茶が今、来ています!」と話すのは、登録食事療法士・栄養士で『色で食べる:あなたと家族のためのおいしくてヘルシーなレシピ(原題:Eating in Color: Delicious Healthy Recipes for You and Your Family)の著者、フランシス・ラージマン=ロスさん。乾燥したお茶の葉がそのまま入っているため、緑茶よりも抗酸化物質が豊富なのだとか。

ラージマン=ロスさんによると、覚醒効果は自然由来の化合物によるもので、カフェインの量はコーヒーの半分。したがって、午後にコーヒーを飲むと夜眠れなくなる人には、特に抹茶がおすすめ。「ただし、最近人気が出て来た甘い抹茶ラテの類はやめましょう」とのこと。無糖の粉末タイプで、個包装のものならより手軽に楽しめるはず。

2.レモン・ミント・ウォーター

「水分はいつだって体にうるおいを与えるためには素晴らしいものです。私たちはときに、ちょっとした脱水症状を空腹と間違えることもあるのです」とラージマン=ロスさん。2013年に学術誌 『 Frontiers in Human Neuroscience』に発表された研究結果によると、特にのどの渇きを感じる前に水を飲むことは、より集中して、よい仕事をすることになるのだとか。「柑橘類とミントを普通の水に加えることで、気分がより高まるとの研究結果も出ています」

3.アーモンド

お腹が満足するタンパク質を含む上、アーモンドにはマグネシウムも豊富とラージマン=ロスさん。「マグネシウムは、血糖値のコントロールやエネルギーの生産を含め、体内の300の生化学反応に不可欠なミネラルです」。また、良質の脂質を含むアーモンドは、食べ物をパワーに変えるビタミンBや、エネルギーを与える銅、リンの宝庫。

さらに、アーモンドは太りそう、という心配もしなくていいかも。従来考えられていたより、20%もカロリーが少ない(約30グラムで129キロカロリー)ことが、2012年に『American Journal of Clinical Nutrition』に発表された研究によって分かったのだとか。

4.チョコレート

今や脳に効く食べ物と見なされているチョコレート。2012年の『American Journal of Clinical Nutrition』に発表されたある研究では、8週間にわたって毎日ココア飲料を飲んだ結果、記憶や注意力、実行機能を測るテストにおいて「著しい進歩」が見られたとのこと。

「ただし、チョコレートバーを1本全部食べたりしないこと! 少しの量でも効果はあります」。ラージマン=ロスさんがおすすめするのは、ダークチョコレートを約30グラムか、ギリシャヨーグルトに、カカオ豆をフレーク状にしたココアニブを振りかけて食べること。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

Good Housekeeping