薬剤師が解説!バックパッカーが注意すべき「健康問題」8

旅を満喫するために、知っておきたい!

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バックパッカーに挑戦して世界のリアルを体験したい!という人は多いはず。でも、慣れない土地ではどんな病気になるかもわからない…。そこで、コスモポリタン イギリス版が、イギリスの大手ドラッグストア<Bootsで薬剤師を務めるアンジェラ・チャーマーズさんに、バックパッカーが携帯すべき薬類や、旅先で病気になってしまったときの対処法などを聞いてきました。

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1. 下痢

旅先での健康トラブルの代表格がこれ。「旅行中、どこかのタイミングでお腹がゆるくなってしまう可能性は高いですよね。現地の水を飲んだり、その水で洗った食材を口にすることで、馴染みのない細菌が体に取り込まれることが主な原因です」とアンジェラさん。「脱水状態にならないように、経口補水パウダーを安全な水に溶かして飲用し、失われた塩分と電解質を補給しましょう。食事面ではトーストやバナナなどで、お腹を休めましょう。症状が長引いたり、高熱や血便、極度の腹痛などの症状が出た場合にはすぐに医師の診察を」。

2. 虫刺され

「虫刺されの原因となる吸血系の虫は、南京虫(トコジラミ)、ダニ、ヒル、ハチや蚊など、とにかくたくさんいます。虫別の対策法ですが、南京虫との接触を防ぐには、ベッドの上に寝袋を広げたり、持参のシーツを敷いたりすること。蚊はとにかく蚊帳を使うこと。そして、ヒル&ダニ対策としては、長袖のゆったりした綿の服を着て、ディートが高濃度で含まれている虫よけスプレーを使用するようにしましょう」とアンジェラさん。

「虫に刺された場合は、保冷剤で患部を冷やし、痛みがひどい場合は痛み止めを服用しましょう。患部をつぶして、自分で毒を出そうとしないように。皮膚が炎症を起こしたり、アレルギー反応が出ていると思ったら、すぐに医師に相談を」

香水も虫を引き寄せてしまう場合があるのでNGとのこと。また、予防接種も忘れずに!

3. 熱中症

「旅先でビーチに行くと、ついつい開放的な気分になって、小麦色に肌を焼きたくなりますよね。でも、紫外線の浴びすぎはやっぱり危険です。十分なSPF値の日焼け止めを使用し、11時から15時の間は極力紫外線を浴びないようにしましょう。疲労感や目まい、頭痛を伴う発汗や筋肉の痙攣、脈が速くなるといった症状が出てきたら、熱中症になっている可能性があります。すぐに、日陰の涼しい場所に移動して、足を少し高くして横になって下さい。できるだけ薄着になり、冷たく濡らしたバスタオルで体を冷やします。扇風機などにあたって肌の熱をクールダウンし、水やジュース、電解質の飲み物などでリフレッシュするのもいいですね。30分休憩しても改善しない場合は、救急車を呼んでください」

4. 性感染症(STI

「クラミジア、淋病、陰部疣贅(いんぶゆうぜい)、陰部ヘルペスといった性感染症は、若い世代が最もかかりやすいことが研究でわかっています。旅先では自己管理を怠りがちですが、自分の体を守ることと常にコンドームを使うことを忘れないで欲しいものです。コンドームを使用せずにセックスした後で、陰部に不自然な腫れ、コブや湿疹、痒みや痛みが生じてきた場合には、大急ぎで最寄りの医療機関で診療を受けて下さい。そして、帰国後に改めて、性病科や産婦人科などで専門医の診断を受けましょう」

5. 水虫

「水虫になると、足の指と指の間などに、白くカサカサとしたうろこ状の湿疹ができます。痒いだけでなく、水ぶくれになることもあり、感染が足の指や足全体に広がることもあります。旅先で登山などをする予定があるなら、水虫の軟膏や足汗予防にベビーパウダーなどを持っていくといいでしょう。登山後は、すぐに足を清潔に乾燥させ、ビーチサンダルなど通気の良い靴に履き替えてください。キャンプ仲間とタオルをシェアしないように、そして寝ている間に靴をしっかり乾燥させましょう」

6. マラリア

「マラリア予防については、出発前に専門家に相談することを勧めます。マラリア予防薬が必要なのか、どういう予防策をとるのが良いかのアドバイスを受けてください」

ちなみに、マラリアに感染すると…? 「筋肉の痛み、下痢、発熱時のような症状がでてきます。旅行から1年以内にこの3つの症状がすべてある場合には、すぐに病院へ」。

7. カンジダ膣炎と膣カンジダ症

「ショーツが汗ばんだ状態が長く続くと、カンジダ膣炎や膣カンジダ症を引き起こすことがあります。ショーツを選ぶときは、履き心地が良く、通気性の良い綿素材のものだと発汗が抑えられます。外陰部や腟内に痒みが生じたり、おりものがいつもより多い、おしっこのときにヒリヒリする、といった症状がある場合はカンジダにかかっている可能性があります。念のため外陰用殺菌クリームを持参するのが良いかもしれません」

8. 深部静脈血栓症(旅行者血栓症)

かつて、「エコノミークラス症候群」の名で認知度が上がった恐ろしい病気。「ロングフライトは、最新の映画を鑑賞したり、睡眠をとるのに最適ですよね。でも、長時間座ったままの姿勢を続けていると、深部静脈血栓症になるリスクがあります。特に足の深部静脈に血の塊ができてしまう病気で、息切れや胸の痛みを伴います。片足に痛みや圧痛を感じたり、ふくらはぎに赤く熱を持った斑点ができていたら、すぐに医療措置をとるべきです。フライト用の着圧ソックスを履いたり、体の水分補給を十分に行うことも予防になります」

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: シャー順子

COSMOPOLITAN UK

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