歯を健康に保つには、毎日の歯磨きはもちろんのこと、少なくとも年1回は歯科検診に行くのがオススメ。
コスモポリタン アメリカ版によると、歯を磨くことは虫歯だけでなく、他の病気の予防にもなるそうなので、1日1回の歯間ブラシや、寝る前のマウスウォッシュもお手入れに加えたいところ。歯磨きを怠ると、口内の不衛生によって、将来的に次の5つの病気にかかりやすくなるのだとか。
1.ストレス×虫歯
仕事のプレッシャーや人間関係のストレスと闘っている人は、安定した生活を送っている人より虫歯が多いらしい。ストレスがあるから口を清潔に保つのが疎かになるのか、口内の衛生状態がよくないから炎症が起こって心理面の不安が悪化するのか、どちらが先かははっきりしていないようだけど、大変な1日の中に歯のお手入れを取り入れて、ストレスも虫歯も除去することを心がけて。デスクを離れて化粧室でデンタルフロスをすれば、ちょっとした気分転換に!
2.糖尿病
歯を磨かないで過ごすと必ず病気になるというわけではないけれど、口内の細菌が多いと、血糖のコントロールに影響を及ぼす可能性があるとのこと。糖尿病予備軍の人は症状を悪化させないためにも、デンタルフロスとシュガーレスガムを携帯して、口内を清潔に保ちましょう。
3.認知症
今から口内の健康に気をつけることが、高齢になったときの脳の働きを維持することにつながるかも? ある研究によると、口内の不衛生から歯ぐきが病気になると、アルツハイマーなどの認知症を発症するリスクが高まるのだとか。
4.骨粗しょう症
歯と舌を健康に保つことは、骨の健康にも役立つそう。アメリカ国立衛生研究所は、口内の細菌が多いと歯を定位置に保つ結合組織が衰え、さらに体の免疫システムが弱まると公表しているもよう。高齢者の骨粗しょう症やその他の健康問題も、口内の状態がよくないことと関連しているのだそう。
5.心臓病
口内の細菌が多いと、動脈プラーク(動脈硬化によって血管壁に異常組織が形成される症状)の蓄積に関わる病原体の温床を作るのだとか。動脈プラークは心臓発作のリスクを高めるそうなので、歯磨きは念入りに。
【口内を清潔に保つ方法】
多くの歯科医が勧める方法は、以下の5つ。
①1日1回(望ましいのは就寝前)、歯と歯の間の虫歯につながる食べかすをデンタルフロスで取り除く。
②1日2回、それぞれ2分かけて歯を磨く。
③マウスウォッシュを使う。
④3~4カ月ごとに歯ブラシを取り替える。また、歯ブラシの共有はやめる。
⑤シュガーレスガムを噛む。
よくガムを噛む人は虫歯が少なく、歯垢も少なめで歯も丈夫なのだそう。
最後に笑うこと! 人生に満足して幸せな人は、口内の健康状態もよい傾向にあるとか。毎日数分間お口のケアに気をつけるだけで、身体的にも精神的にも審美的にも健康でいられるのなら、今日から実践して損はないはず!
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:Yuko Oguma