SNSの普及により、常に他人と自分を比較し、他人にどう見えるかという基準で自己形成する傾向が強まってきている今日、ダイエットに「必要以上に痩せなければ」と感じてしまう人も少なくないはず。

そんな中、栄養士のアレクシス・プールさんが写真とともにあるコメントを投稿。

食と健康に関する新規事業「Spoon Guru」に栄養士として携わるプールさん。コスモポリタン イギリス版が聞いたところによると、彼女は減量や「どうしたら完璧なサマー・ボディを手に入れることができるか」といったことについてアドバイスを求められることにうんざりしてしまったそう。ただし、プールさんは、女性(と男性)があと何キロか痩せなきゃとか、もっと違う自分になりたいと自らにプレッシャーをかけていることにただ不満を言うのではなく、一歩進んだ道を選択。大切なことを伝えるために、自分の「もっとも傷つきやすくて自信のない」姿を<Instagram>に投稿することにしたのだとか。

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じゃ、始めます。これが私。もっとも傷つきやすくて、もっともさらけだした体です。見える腹筋はないけど、人がよくやってるみたいにすればいくつかは出ると思うわ! 言うまでもなく、私の心臓は健康だし、全体的に至って健康。そして、それがポイントなの。私の外見は、強さであれ、健康であれ、私の内面を表したものではないということ。それがこの投稿をした理由なんです。

私は本当に減量の強迫にうんざりしていて、これは信じて欲しいんだけど、どうしたら「理想の体重」になれるかと何年も悩んできました。でもね、聞いて。一度も理想の体重にはならなかったし、なったとは思わなかった。私たちは、痩せればずっと幸せになると思い込まされているの。私が一番痩せていた頃、私はたぶん一番不幸だったし、友達も私が遊びに行かなかったと言うと思う。私はつき合いが悪くて、お酒も飲まずにジムにばかり通ってた。自分たちの知覚に影響を与えるものの中心にソーシャルメディアがあって、美しさを比較しないことが難しくなっているけど、外見だけを見て、ソーシャルメディア上の人たちが幸せか、健康か、楽しんでいるか、本当に分かると思う? 見かけだけで、他人の人生や自分自身、自分の幸せを測れるほど、人生は単純じゃないわ! 

それに、痩せることが人生のすべてでも、目標でもない。私のジムでさえ、何度も減量や体重の目標を聞かれたわ。数年前だったら、私のお腹がタプタプしていて、あと何キロか痩せられそうだと思われたんだと、ショックを受けてたと思う。最近ではこう聞かれたら、どうしたら純粋に楽しみ(衝撃!)、ストレスから解放されるためにジムで運動できるかを強調することにしているの。個人的に、私は本当に本当に運動が大好きで(変でしょ! でも本当なの!)、健康にもいいからワークアウトしています。

今では「ただ健康でいたいだけで、自分の体が美的にどう見えるかは気にしないことにした」というプールさん。ジムの人に減量の目標を聞かれたときは、自分は純粋に楽しみとストレス発散のためにやっていると答えているそう。プールさんは食べ物も大好きで、レストランで外食する(あるいはお酒を飲む)ときは、バランスよく健康的な材料を使ったものを食べ、持病の過敏性腸症候群を悪化させないようにしているのだとか。

そして、何より、今は前より幸せだとのこと。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN UK