もともとは病気の人のための食事

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一般にはダイエットの方法として知られている、糖質制限、グルテンフリーですが、そもそもは病気の人のための食事療法で、グルテンに反応する人(セリアック病)と糖尿病の人の食事からきているもの。なので、健康な人がそこまで厳密にやることではないと、私は思っています。

もちろん必要以上の糖質は要らないし、食べすぎたら痩せにくくなるのは事実です。けれど、アレルギーや糖尿病でもない人が、何かを完璧にゼロにすることにこだわる必要はないはず。

「痩せる・痩せないは食べる量(カロリー)で決まる」という根本を守らずに、何かを制限することだけ頑張っていても、ストレスになるだけでしょう。

じゃあヘルシーなものなら好きなだけ食べていいのかというと、そういう話ではなないですよね。

例えば、フルーツの糖質とお菓子の糖質を比べたとき、誰がどうみても健康にいい糖質、悪い糖質はどちらの糖質かわかるはず。好きなだけフルーツを食べていいわけではありません。サイズダウンは摂取量と消費量に差がないといけないので、いくら健康的なものであっても、自分の消費量内で収めないとダメ。

私は糖質制限でお肉中心の生活にして全然痩せなかった人や、グルテンフリーにしたものの、代わりにライスクラッカーやライス麺を食べ、むしろ前より太ってしまった人も知っています。

ダイエットではなく、健康上の理由でやるのは構わないんですけどね。

「糖質制限をしてる」「グルテンフリーにしてる」って、やってる最中は"ダイエット頑張ってる感"がでるんですが、それでは痩せません。今、○○カットしてるのに痩せないという人は、消費カロリー、摂取カロリーをもう一度見直してみてください。

実は「ダイエットしてる風」になっているだけかもしれませんよ。

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