これまで、広告やメディアにはスリムな体型のモデルばかりが起用されているけれど、最近では、モデル業界にも多様性が取り入れられ始めている。そんな中、コスモポリタン イギリス版が興味深い調査を紹介している。

実施された調査によると、細い女性の写真を15分見続けるだけで、私たちが抱く「理想的な体のイメージ」は劇的に変わってしまうとか。

ハフィントンポスト>は、科学者たちがニカラグアを訪れて調査を行ったと報じている。ニカラグアが選ばれたのは、「メディアに登場するのが1種類の細い体型ばかり」という状態ではないことが理由なんだそう。

報告書には、「欧米では体重の軽い痩せた女性の体型が理想的だとされており、それがメディアに溢れかえっているため、女性の健康に悪影響を及ぼしている。欧米および、または先進国においては、メディア消費と、痩せていること、自分の体への不満、低い自尊心、そして摂食障害との関連性が指摘されている」と記載されている。

参加者の年齢は16歳から78歳まで。彼らはまず、自分が「理想的」だとみなす体型を絵に描くように頼まれる。次に2つのグループに分けられ、1つにはサイズが47号相当)から69号相当)のモデルの写真を、もう1つのグループにはサイズが1619号相当)から2833号相当)のモデルの写真が見せられたそう。

そしてもう一度、彼らは自分が理想的と思う体型の絵を描くように頼まれ、その絵を調査。すると、「痩せた」モデルの写真を見せられた人たちは、1回目に描いたときよりもずっと細い体型を描いたという。

この結果を踏まえ、研究者たちは「分析の結果、時間とグループの間では大きな相互作用があることが判明した。つまり、メディアが提示するイメージは、被験者が理想とする女性の体型に変化をもたらした、ということである」と結論づけた。

写真が参加者たちに見せられた時間はほんの15分間だったことを考慮すると、私たちは、知らず知らずのうちに、毎日目にしているイメージによっていとも簡単に(体型に対して持つ)印象が変化していることが分かる結果に。本当の「自分の理想」は、イメージに左右されずに持ち続けたいものですね。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Rubicon Solutions, Inc.

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