低脂肪の食事で早死にのリスクが25%アップするかも? という驚きの研究結果をコスモポリタン イギリス版からお届け。

イギリスの医学誌『Lancet』によると、18カ国で135,000人以上を対象とした研究で、脂肪分の多い食事(飽和脂肪と不飽和脂肪の両方)により死亡リスクが約23%も低下することが分かったという。逆に、炭水化物の多い食事では、早死にのリスクが約28%も増加するのだとか。

また、世界中の食事を調べたところ、摂取するエネルギーのうち平均で約60%を炭水化物から、約24%を脂肪から摂取していることが分かったそうだ。イギリスの国民保険サービスでは、飽和脂肪を摂り過ぎないよう警告しているが、論文の著者によると、むしろ炭水化物の摂取量を制限すべきとのこと。

カナダにあるマックマスター大学のマーシド・デーハン博士は「所得水準が低い国では、エネルギーの65%以上を炭水化物から摂取しています。このような国では脂肪を減らすことより、炭水化物を減らすよう指導すべきでしょう」とコメント。

「食事のバランスとして理想的なのは、炭水化物を5055%、飽和脂肪と不飽和脂肪を合わせて35%くらいです。今回の研究では、加工食品に含まれるトランス脂肪酸については調べていませんが、トランス脂肪酸が健康に良くないことは明らかです」

現在、イギリス政府のガイドラインでは脂肪の総摂取量を減らすことと、飽和脂肪を不飽和脂肪に置きかえることを推奨しているよう。ただし、牛乳や肉など動物性食品に多く含まれる飽和脂肪が少ない食事をしている人は、飽和脂肪が多い食事をしている人に比べて早死にするリスクが約13%高くなるということが分かったのだとか。

炭水化物の摂取量に少し注意した方がよさそうだけど、まったく食べないというのも問題とのこと。

「体を動かすには、ある程度の炭水化物が必要です。エネルギーの5055%を炭水化物で摂取するとちょうどいいです。多すぎても少なすぎても良くないです。適量を摂取するよう心がけましょう」とデーハン博士。

なんだか数字で頭がこんがらがるけど。毎日の食事の参考にしてみて!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

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