ある新しい研究によると、30代で出産した女性は長生きする傾向にあることが分かったそう! <Red>から、気になるニュースをお届け。

学術誌『公衆衛生ジャーナル』で発表された研究は、ポルトガルのコインブラ大学の研究者らが行ったもの。そこで示されたのが、妊娠する年齢が高いほど寿命が長くなる可能性があるということ!

研究者らは、2004年から2013年にかけてEU諸国で得たデータを集計し、女性の寿命、出産の有無、そして第1子を出産した年齢に注目。さらに、女性の寿命に影響を及ぼすその他の要素も考慮に入れたという。

研究の結論の中で、著者らは「女性の寿命を決定する要素は複数存在している。もっとも驚くべき要素は妊娠の年齢であった。これは30代前半に妊娠することを奨励すべき理由となる可能性がある」と述べている。

研究主任のエイダ・タヴァレスさんは、<ハーパース・バザー>に対し、研究の中でもっとも"興味深い結果"は、各国のデータを集計中、妊娠年齢が高い傾向にある国の女性が長生きすると見られたということだったという。

「この研究により、出産年齢が高いと長生きする傾向にあり、30歳前に出産した場合の寿命は20歳で出産する女性よりも長いという結果が出ました」

ちなみに、ヨーロッパで初めて出産する平均年齢は2013年時点で28.3歳で、平均出産年齢は30.08歳だったそう。

出産適齢期についてはここ数十年で変化が見られたものの、30歳を過ぎると妊娠しにくくなるという説はいまだに根強く残っているとか。とはいえ、このような説を唱える多くの研究結果は時代遅れであったり、間違っていると証明されたりしていることも。

35歳以上の女性の3人に1人は妊娠しにくくなると言われているけど、実は、この説は300年も前のものだそう。さらに、770人以上のヨーロッパの女性を対象に2004年に実施された研究の結果、35歳から39歳の女性の82%は、週に2回受精を試みれば、1年以内に妊娠する可能性があることがわかったとか。

イギリスの場合、出産する女性はほとんどが30歳以上であるとのこと。2015年度英イギリス国家統計局の報告書によると、イングランドとウェールズにおける生児出生の53%は30歳以上の母親によるもので、彼女らの平均年齢は30.3歳だったとか。ちなみに、父親たちの3分の268%)は30歳またはそれ以上だったらしい。

初めて出産する母親の平均年齢は、30歳をほんの少し切った28.6歳だという。イギリス国家統計局に勤務する1人の統計学者は、「30歳以下の女性たちの間で出生率が低下し、出産年齢が高まったことは、1970年代半ばから見られる出産の高齢化傾向が反映された結果と言えます」とコメントしている。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Rubicon Solutions, Inc.

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