アリストテレスやモーツァルトに始まり、キュリー夫人、ビル・ゲイツ、オバマ元大統領に至るまで、「左利き」の人は、才能や知性に恵まれているとみなされてきたけど、コスモポリタン アメリカ版によると、最近の研究の結果、左利きの人は数学的なスキルに長けていることが判明したそう。<インディ100>が報じているように、左利きの方が天才である確率が高いということのよう。実際の研究報告書はこちら

ただ、左手で字を書くから必ずしも左利きというわけではなく、たとえ普段は右手で書いているとしても、左手で手を振ったり、髪を梳かしたりなど、日常的な動作を左手で主に行っている場合は左利きとみなされるそう。

IFLサイエンス>によると、左手を好んで使う人は、「平均的に言って右の脳半球がより発達している」そう。つまり、空間認識の処理や理解力をはじめ、モノの心的表示力が高いことを意味しているとか。

さらに、左利きの人は脳梁が大きいため、「2つの脳半球のつながりが強く、情報処理力が優れている」とのこと。その結果、右手を好んで使う人よりも情報処理スピードが速いそう。

中には、右利きが中心の世界で暮らすことを強いられている左利きの人は両手を使うことを余儀なくされているため、両方の間の連結性がより強いという説もあるらしい。

だからと言って、左利きが天才肌となるのはなぜ? <IFLサイエンス>は、幅広い年齢層の2,300人に対して様々なレベルの数学の試験を実施する実験をしたそう。

その結果、簡単な算数問題を解く際、左利きと右利きの間に違いは見られなかったそう。ところが、難解な問題の場合、左利きのほうが高得点を出したらしい。

また、極端な右利きの人は、軽度の右利きや左利きの人と比較して、すべての実験において低い結果を出したことがわかったとのこと。

つまり、結論を言うと、高度な数学においては左利きの方が優秀だったということ。とは言うものの、この調査で重要な点は、どちらの手を使って字を書くかということではなく、ほとんどの動作を行う手が左手であるということ。言い換えれば、右手で書くけれども、それ以外の動作を左手で行う人は、極端な左利きと似た脳構造を持っている可能性があることを意味するんだとか。

完璧な右利きとしては、左利きの人が羨ましい…!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Rubicon Solutions, Inc.

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