生理が近づいてくると、なぜか無性にチョコレートが食べたくなったことはありませんか? コスモポリタン イギリス版によれば、実はそれにはれっきとした理由があるようで…。
<The Telegraph>は、生理前に特定の食べ物が欲しくなる現象について、チュニジアの国立栄養・食品技術研究所の研究者らが実施した研究の結果、ホルモンレベルの増減が原因であることを紹介している。なんと、そのせいで女性は1日に500キロカロリーも余分に摂取してしまうんだそう。
『内分泌学』という年刊学術誌に発表された研究で30人の女性を対象に調べたところ、生理前に平均して0.3キロ体重が増えていることが判明したそう。加えて、彼女たちは大盛りのパスタをはじめ、ケーキやチョコレートなど、糖分の多い食べ物が無性に食べたくなったのだとか。研究者は「女性は、この時期になるとやたらに食べ物、とりわけ甘いものやチョコレートへの欲求が高まる傾向がある」と解説。
とは言うものの、このような食欲の変化は食べるものの味とは関係がないんだそう。生理前には感情のバランスを左右するセロトニンという化学物質のレベルが下がるので、生理前には感情の起伏が激しくなるという。そのセロトニンの分泌を促すのが炭水化物で、体が本能的に気分を良くしてくれる食べ物を欲しがる、という理屈なのだとか。また、生理前にチョコレートを欲しがるのは、気分をハッピーにする必要があることを体が訴えているということを意味していると言えそう。
「生理サイクルにおける食欲、(甘いものへの)欲求、エネルギー摂取量はセロトニンの周期リズムと同時に起こる可能性があり、落ち込みなどの感情起伏を伴うこともある」とのこと。
だから食べたいと思うのは自然なこと。とは言え、食べ過ぎて後で落ち込む、というネガティブスパイラルにハマらないようバランスは大切に!
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:Rubicon Solutions, Inc