ストレスがしばしば体重増加につながるというのは事実のよう。その大部分はコルチゾールというホルモンの仕業で、ストレスを感じると食欲が増して代謝が落ちるからなのだとか。

しかも! コスモポリタン アメリカ版によると、ミシガン大学社会調査研究所が行った最新の調査で、「パートナーのストレスが大きいと、もう一方の体重が増える傾向にある」と判明したそう。よ、喜べない…。

調査は開始時点で平均34年間夫婦関係にあった2,042人を、4年間にわたって追跡したもの。最初に彼らのウエスト周りの計測と身体検査を行い、本人とパートナーのストレス具合や、結婚生活の満足度について質問。その後、対象者の平均体重は男女共に4年間で増加。時間の経過と共に重くなった人がほとんどで、調査開始時に肥満傾向だったのは男性59%:女性64%だったのに対し、終了時には男性66%:女性70%という結果に。

もっとも興味深いのは、パートナーのストレスの大小が、本人のストレスの大小より体重増加に影響するらしい、という点。論文によると、「夫の結婚生活への不満度が高いことと、妻の結婚生活への不満度が低いことが、パートナーのストレスを増やしウエスト周りを太くした」との記述が。つまり夫のストレスが大きく結婚生活に不満を感じていると、妻の体重は最も増え、逆に妻のストレスが大きく、でも結婚生活には満足している場合、夫の体重が最も増えるということに…。これって、一体どういうこと?

気になる後者の現象については、女性にとって何とも憂うつな解説が2つ。1つめは、「結婚生活に満足しているけどストレスいっぱいの女性は、受け身で暇の多い男性と結婚していて、必ずしも愛し合ってはいないものの、妻に対して夫が不満を言うことはなく衝突もほとんどないから」という説。2つめは、「結婚生活に満足している女性の夫は協力的で、妻のストレスやコルチゾールの増加を心配し、真夜中のアイスクリームに付き合ってしまうから」という説。コミュニケーションと相互理解は健全な関係を保つために不可欠だけど、共感して体重が増えても喜ぶ人はいないはず…。

この調査は年齢層の高い夫婦を対象に実施されたものだけれど、夫婦揃ってスリムでいるためには、ストレスを効果的に解消する方法を学んで、パートナーにも同じことをしてもらうのが一番、ということですね。

※この翻訳は、抄訳です。

TranslationYuko Oguma

COSMOPOLITAN US