睡眠不足による不快な症状は、ご存じのとおり。だるさ、イライラ、やる気のなさなど、誰もが経験したことがあるはず。慢性的な睡眠不足は、高血圧、糖尿病、心臓病をも引き起こすほか、女性には特にあることに影響があるそうで…。

コスモポリタン アメリカ版によると、デューク大学の研究者が、18~65歳の210名の男女に睡眠の質と量について調査を行い、心理的、身体的な健康状態を分析。被験者はみんな、特に病気などもなく、不眠に関する通院歴もない、健康な人ばかりが選ばれたとのこと。

その結果、定期的に十分な睡眠がとれていない人々には、血糖調節異常や高い炎症率、ストレスレベルの上昇、さらには攻撃性の高まりや鬱病のリスク増大などの兆候が見られたそう。しかも、それは"女性にだけ"、なのだとか!

さらに、女性には、肥満度指数の上昇というリスクもあり、これも男性にはあまり見られないとのこと。研究者は、男女によるこのちがいの理由が、ホルモンの一種であるテストステロンの分泌量が圧倒的に男性に多いことにあると指摘。テストステロンは細胞を炎症から守る作用があり、睡眠不足による影響から脳やその他の器官も守るのだそう。

では、睡眠不足と体重増加の関連性は? 研究者たちの見解によると、これもありうるとのこと。女性は男性とちがってエストロゲンとプロゲステロンというホルモンが多く、テストステロンが少ないため、体調が悪い上に睡眠不足が重なると、「彼氏より何度も冷蔵庫を行ったり来たりしちゃう」んだとか。つまり、女性ホルモンの影響で、睡眠不足によって女性は男性よりお腹が空いてしまうことがあるということ。

十分な睡眠をとった方がいいことは、誰でも頭ではわかっているはず。でも、寝る前にやることがたくさんあって、なかなか…というのが多くの女性の本音では? できる限り睡眠時間を長く確保するために、パートナーにこの記事を見せて「女性のほうが睡眠時間を必要とするんだから、あなたも協力して!」と伝えてみるのはいかが? そうしたら、お風呂に入る順番を先に譲ってくれるかも。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN US