Mamiの気になりニュース番外編】

「バイリンガルニュース」のMCを務めるMamiがちょっと気になるニュースをピックアップ。ライターyokoが深掘りしてお届けします!

化粧品やシャンプーを科学物質を含まないものに3日間変えるだけで、体内の有害化学物質の量が半減する、という研究結果が「Environmental Health Perspectives」という学会誌に掲載された。

研究の対象となったのは10代のラテン系女性100名。市販の化粧品に多く見られる有害化学物質(フタル酸、パラベン、トリクロサン、オキシベンゾンなど)が含まれない化粧品を3日間使用してもらい、尿検査により使用前と後で体内の変化があるか観察された。

結果では、この3日間で体内の有害化学物質の量が"顕著に下がった"とのこと。特に、化粧品の保存料として頻繁に使われるメチルとプロピルパラベンにおいては、45%ほど減少していたという。

「メイク用品、基礎化粧品、シャンプーなどにはホルモンへ悪影響を及ぼす化学物質が含まれていることが多く、特に発育中の若い女性はそれらのダメージを受けやすい」と研究に携わったキム・ハーレーさんは説明。

10年以上化粧品の安全性について訴えかけている団体Campaign for Safe Cosmeticsを運営するジャネット・ヌーデルマンさんは「有名ブランドの商品だから安心、値段が高いから安全、とは言い切れません」とコメントしている。商品パッケージの裏などに書かれている成分の種類が多ければ多いほど、安全性が低い可能性が高く、また、「香料」という言葉はあいまいで、危険物質が含まれている場合もあるので要注意、とのこと。

売られているものが必ずしも安全とは限らないよう。化粧品を購入する際にしっかり成分を確認したり、メイクをしないで過ごす日を取り入れてみたりするのが良いかもしれませんね。