ハンネ・ギャビー・オディールはこれまでにアレキサンダー・ワン、シャネル、ディオールなど、一流のメゾンと仕事をした実績を持つ29歳のベルギー人モデル。コスモポリタン アメリカ版によると、彼女は先日、自分が"インターセックス"であることを公言したのだとか。

彼女は<USA Today>のインタビューの中で、「アンドロゲン不応症」と呼ばれる、男性型染色体(彼女の場合はXY)と、停留精嚢を持った状態で生まれたと告白。彼女が10歳のとき、両親は精嚢を除去しないと将来ガンになり、「正常な女の子として成長できなくなる」と伝えてきたそう。結局彼女は除去手術を受け、18歳のときに膣再建手術を受けることに。

そして今、オディールはこの事実を公言し、インターセックスの子供たちが時に自分の同意と完全な理解なしに、強制的に手術を受けさせられている事実を広めたいと思っているそう。こういった手術は医学的に必要だからという理由ではなく、子供を"男の子、または女の子っぽく見せるために"行われている場合もあるらしく、彼女は「インターセックスであること自体は大したことではありません。ただ、両親が最初から正直でいてくれたら良かったのに、とは思います。彼らのした行為のせいで、自分にはトラウマが残りました」とコメント。

非営利のインターセックス支援団体<interACT>によると、オディールのようなインターセックスの人びとは全人口の2%を占めるそうで、彼らは女性でも男性でもないホルモン、性器、または内臓を持って生まれてくるのだとか。また、インターセックスの人の多くがオディールのような手術を受けさせられているそう。

「インターセックスの人びとが、自分の体に関する選択を自分自身で下すことができるようにするべきです。このような不当な扱いに終止符を打つべく、私は声を上げることにしました。私はそのお陰で甚大な心の痛みを経験しましたから」。同団体のビデオの中で、このように語る彼女。

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Hanne Gaby Odiele for interACT Advocates for Intersex Youth
Hanne Gaby Odiele for interACT Advocates for Intersex Youth thumnail
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オディールの勇気ある発言がこの先、人々の知識の高まりや、インターセックスの人々にとって最良の選択肢を選べる社会へと繋がっていくことを願うばかり。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

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