以前はスポーツ少女だったというケルシー・バイアーズさんは、大学に入ったのをキッカケに激太り。その後、運動と食生活の改善で肉体改造に成功! 今は太っていた頃より、800キロカロリーも多く食べているそうだけど、健康的な体を手に入れてすごく幸せだと語る彼女。

そんなケルシーさんが実践した運動内容と食生活を、コスモポリタン イギリス版から紹介。彼女はどのようにして、ヘルシーなボディを手に入れたの?

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ケルシーさんが高校生だった時、彼女はダンスや、バスケットボール、バレーボールチームでの活動に勤しむとても活発な女の子で、155センチの小柄な体格に見合った健康的な体重だと自身でも感じていたそう。

しかし大学生になり、ケルシーさんは、最初の2年間でなんと22キロも体重が増加。学食での生徒特別割引に加え、週何回かのファストフード通いが祟っての事だったよう。それに加え、自身の体を素敵に引き立ててくれる完壁な一着を見つけるために服を買い続け、クレジットカードの借金がおよそ92万円まで膨れ上がる始末。にも関わらず、誰かが自分のことを「クジラ女だ」と言っているのを聞いてしまうまで、彼女の頭にはダイエットの"ダ"の字もなかったんだとか。

ケルシーさん自身、「鏡の中に映る自分が本当に嫌でしかたなかった」と<Yahoo! Health>に対してコメント。「でも、それ(鏡の中の自分)に対して凹むんじゃなくて、自分自身を変えていくモチベーションにしようって決めたんです」。

そこから彼女は、学食での食事を週1回に限定し、頻繁にジムのエリプティカルセッションに通い始めることに。彼女の友人は、ワークアウトにあまり興味がなく、最初のうちはとても辛かったと語るケルシーさん。

「ジムへ一緒に通ってくれる人や、側でサポートしてくれる人はいなかったの。家族は、応援はしてくれたけど、理解はしてくれなかった。私のグループに居る友達はみんな、まだあの生徒特別割引のライフスタイルを続けていて、いつもどこかへ外食に行っていたしね」

更に彼女を苦しめたのは、精一杯の努力を捧げていたにも関わらず、体重があまり落ちなかったこと。

「すぐに結果を出したかった」と、ケルシーさん。「たくさんワークアウトもして、ファストフードもほとんどやめて、それでも、測っても測っても全然変わらない数字にどんどん嫌気がさしていったわ。太るのはあっという間だったのに、どうしてすぐに痩せないの?って」。

そんな状況も、2年間在籍した大学から別の大学に移り、ワークアウトに興味が"ある"友達グループに加わったことで好転を見せることに。この時、後に彼女の夫となる男性から、ウェイトリフティングを紹介されたそう。

未来の旦那様に影響を受け、1カ月間アルコールを完全に断つことで、すぐに3キロの減量に成功したという彼女。体重計の上で、減り始めた数字を見て、ケルシーさんは自身の食生活そのものを変えていかなければならないことを痛感。そうして彼女は、栄養士の助けを借りることに。

「体がようやく言うことを聞き出して、成果が見え始めたと感じたわ。それが、私のフィットネスを次の段階へ進めるために、私が本当に必要としていたことだったの。最初のうちは、食べる量を減らしていただけで、どのエクササイズがどの筋肉と連動していて、栄養管理がどれだけ望んだ成果を得るのに重要だったのかなんて、全然知らなかった。有酸素運動、ウェイトリフティングに健康的な食事…今では、全てがそれに基づいているのよ」

話を今に戻すと、ケルシーさんは自分の体にとても満足しているよう。2010年から栄養士の助けを借り始め、彼女は平均して1年間に約4キロ(毎月約450グラム)の減量に成功。今では合計約18キロも体重を落としつつ、1日2,000キロカロリーを摂取しているけれど、実はこれは彼女の体重が一番重かった時に比べて、800キロカロリーも多いのだとか!

その秘訣は、1日トータル5回の食事を3時間おきに摂り、その際毎食20〜25グラムの炭水化物と脂肪の少ないタンパク質を摂取すること。ケルシーさんの朝食は、100グラムのオートミールと卵白5つ分。昼食は、約110グラムのチキンに、ブロッコリーとサツマイモを少々。夕食は、全粒小麦のパンに脂身の少ない牛ハンバーグとアボカド。残りの2食は、おなかが減った時、食事代わりに飲むプロテインシェイク。

この食事スタイルは、有酸素運動や筋力トレーニングと相まって、ケルシーさんにとっての魔法の方程式となっているそう。

「ウェイトトレーニングで筋肉をつけていくと、筋肉はさらにカロリーを燃やす手助けをしてくれるの」と語る、今やフィットネスコーチとなった彼女。「この2つが組み合わさったら、あなたはもはや"カロリー燃焼器"と呼べる状態よ。特に私はウェイトトレーニングの合間に、インターバルを設けた激しいダッシュと縄跳びを有酸素運動として行うの。効果あり!って感じよ」。

現在ケルシーさんは、2歳の娘の育児に追われつつ、自身の人気ブログFacebookを通して彼女のフィットネス愛を広め続ける日々。ダイエットを頑張っている女性に対する彼女の一番のアドバイスは…「母親だから仕方ないと言い訳せず、健康を第一優先にすること」。

「私は、娘が起きる前に起きて、朝かお昼に20~30分の有酸素運動をしているの。夫は仕事帰りにワークアウトをしてくるから、順番でワークアウトができるわ」と、ケルシーさん。「子供を置いてジムでワークアウトをすることを、あまり悪く思わないでね。子供は親が言って聞かせていることよりも、やって見せることから学んでいくわ。あなたが食事の栄養バランスに気をつけていることで、幼いときからその大切さを子供心に刻んでいっているのよ。長い目で見れば、あなたの健康はあなた自身だけでなく、子供にまでいい影響をもたらすはずだわ」。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Mai

COSMOPOLITAN UK