厳しい食事制限、ジム通い、栄養管理、毎日の体重変動を記録するなど、ダイエットは本当に大変。ただ、この4つはたとえ難しくても自分でコントロールできるものだけど、「代謝」はそういうわけにいかないからさらに厄介。

<delish>によると、一部の食品には代謝促進効果があると言われているものの、基本的に代謝をコントロールすることは無理なのだとか。「代謝には遺伝が関係しています。つまり、友だちと同じ量を食べていても、体の反応は人それぞれ違うのです」と<Health.com>で解説するのは、消化器専門医のロシーニ・ラジャパクサ医師。

では、急激に体重を落とすと、代謝はどうなるの? そのメカニズムは意外と複雑で、ラジャパクサ医師いわく、体重が落ちるスピードの違いは安静時代謝量(安静にしている状態で消費されるエネルギー量)によって大きく異なるとのこと。

また、カロリーを急激に制限すると、体は摂取したカロリーをセーブしようとして、ゆっくりと燃焼する"省エネモード(これは俗に「飢餓モード」と呼ばれる状態)"に突入してしまうのだとか。一方、時間をかけてゆっくりと体重を減らす(目安としては、1日あたりの摂取カロリーを500キロカロリー減らし、1週間で体重が500グラム近く減るペースを目指す)ことで、代謝が"省エネモード"に突入するのを防げる可能性が高まるよう。

ただ、筋肉が増えると必要なエネルギー量も増えるので、効率よくカロリーを燃焼できるようになる――つまり、筋力がアップすると代謝もアップする、というわけ。

以上のポイントを踏まえると、食事制限でカロリーを急激に減らすのではなく、適度にカットしながら、日常的に運動することがダイエット成功への近道と言えそう!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

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