女優のレナ・ダナムが公表したことなどで「子宮内膜症」という病名は広まりつつあるものの、実際の患者への影響についてはまだまだ知識が深まったとは言いがたい状況。

コスモポリタン イギリス版によると、そんな中ファッションブランド<サボ・スカート>の共同経営者、テッシー・クズカスさん(27歳)が、現状を打破しようとしているそう。その方法は自身の写真を投稿することで、子宮内膜症のリアルな症状を伝えるというもの。

子宮内膜症とは婦人科系の病気で、子宮内膜に似た細胞が子宮以外の場所にでき、激痛、月経不順を引き起こしたり、不妊の原因となることもある病気。こうした異組織が卵巣、卵管、腹部、膀胱、腸などにできることで、痛みを伴うことがあるのだとか。

先日、テッシーさんはこの子宮内膜症による嚢胞の1つが破裂し、腹部が膨れ上がってしまったそう。

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破裂後と治療後の腹部の写真を投稿し、その間の出来事をこのように綴ったテッシーさん。

見た人はビックリするだろうけど、これは私の写真。これが子宮内膜症。裸の写真なんてシェアする気は一切なかったんだけど…(シェアしたことで)同じように子宮内膜症で苦しんでいる女性から山ほどメッセージが来て驚いたわ。みんな孤独を感じているのよ。

左は嚢胞の破裂から3週間後の写真(5週間前)。右は今の写真。すべてのホルモンを止める"ナサニール"って薬を使っていて、27歳にして更年期に突入よ。

テッシーさんはその後受けることが決まった、7時間もかかる手術(!)の準備として、この薬を処方されたそう。また彼女は、子宮内膜症についてもっと知って欲しいとコメント。

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重い生理痛に悩む人がいたら、検査を受けるようにすすめてあげてほしい。そして子宮内膜症に苦しむすべての女の子たちへ…あなたは1人じゃないのよ

ちなみに現在イギリスでは、出産可能な女性の10人に1人が子宮内膜症にかかっているとされており、これは糖尿病の患者と同じ割合なのだとか。現在、子宮内膜症に治療法はないものの、症状を緩和する方法はいろいろと存在するよう。ただし、そうした治療を受けるには診断が必要とのこと。

子宮内膜症は目に見えない病気で、生理痛と勘違いされることが多いため、辛い思いをしている女性がたくさんいるはず。生理痛だと思っていても、病気の可能性があるので、この機会にセルフチェックをして、気になる点がある人はぜひ婦人科を受診しましょう。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

COSMOPOLITAN UK