ダイエットのために脂肪分ゼロのヨーグルトを選ぶ人も多いのでは? 健康的な食事を心がけている<delish>のエディター、リンゼイ・ファンストンもその1人。ところが、彼女は無脂肪ヨーグルトに大きな落とし穴があることを知ったのだとか。

数年前まで、リンゼイの平日の朝食と言えば、ヨーグルト、フルーツ、グラノーラ(もちろん、ホームメイド)が定番。タンパク質と食物繊維をしっかり摂って、炭水化物を控えた朝食は、栄養士も太鼓判を押してくれるはずだと思っていたそう。ところが、食生活改善についての記事を調べていてショッキングな事実が判明。管理栄養士によると、リンゼイ自慢の朝食には大きな間違いが…。それは無脂肪ヨーグルト!

ニューヨークでレストラン、<ナリッシュ・キッチン+テーブル>を経営する管理栄養士のマリッサ・リッパートさんによると、「実は、無脂肪のヨーグルトを食べても、あまり意味がないんですよ。満腹を感じるかどうかは脂肪がカギです。脂肪はカロリーが高いので、満腹感が持続するんです」とのこと。乳製品を選ぶときは、脂肪分が少ないものを選ぶようにしていたのに、リンゼイはこれが間違いだと指摘されてしまったというわけ。

そこで、彼女はある実験をすることに。まず1週間、脂肪分をカットしていない普通のヨーグルトを食べて、満腹感がどのくらい持続するかを記録。その後、"意味のない"無脂肪のヨーグルトに戻って、満腹感の持続時間に違いがあるかをチェック。その結果、普通のヨーグルトを食べたときに比べると、無脂肪のヨーグルトの方が1.5時間も早くお腹が空いてしまうことが分かったのだとか! しかも満腹感だけでなく、満足感も違っていたというから驚き。今ではもう、無脂肪のヨーグルトを食べたいと思わなくなったそう。

ところで、脂肪以外にも違いはあるの?という疑問に答えてくれたのは管理栄養士で、米国栄養士会(Academy of Nutrition & Dietetics)の広報を担当するジェニファー・ブルーニングさん。「無脂肪のヨーグルトに含まれるタンパク質の量は、全乳のヨーグルトとほぼ同じです。ですから、無脂肪のヨーグルトでも満足感は得られますよ。ただ、脂肪分が高いものを食べたときの方が満腹感を感じるという人もいます。タンパク質や炭水化物に比べると、脂肪の方がグラムあたりのカロリーは高いので、当然と言えば当然ですね」とのこと。

無脂肪のヨーグルトでカロリーを抑えたとしても、すぐにお腹が空いて別のおやつを食べてしまっては元の木阿弥。要は、トータルの脂肪の摂取量に注意して、賢く食べることが大切なよう。もちろん、脂肪分の多い乳製品を食べるときは量に気をつけて!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Rubicon Solutions, Inc.

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