作家であり映画監督、また「ボディイメージ・ムーブメント」の発起人として、人々のボディイメージに対する改革活動を行っているタリン・ブラムフィットさん。彼女はかつて理想のボディを手に入れたものの、その後"ありのままの自然な体"を受け入れる選択をし、今では以前よりも幸せになったのだとか。そんなタリンさんの手記を、コスモポリタン イギリス版からご紹介します。

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これだけは断言できる。自分を愛するということ以上に、パワフルで偉大なことなんてない、と。

「誰でも、(とりわけ女性は)完璧なボディを欲するもの。自分も例外ではありませんでした。ところが、やっと完璧な体を手に入れたとき、ちっとも幸せじゃなかったことに驚いたんです。というのも、いわゆる"ホットな"ビキニボディの実現のためには、多大なる我慢や痛み、執着、そして罪悪感が伴うから。

ジムで長時間を過ごし、食事はタッパーに詰められた茹でたチキンとブロッコリーだけ。常に体重をチェックしては一喜一憂していました。大好きな食べ物を食べては罪悪感を抱き、ジムをサボれば後悔に苛まれる日々。

体が引き締まりつつあっても、不満を抱えたままで、精神状態は変わらなかった。それどころか、不満に加え、1日2回のジム通いで体力も消耗しきっていました。周りにいた女性も、それぞれの欠点を指摘してばかりいました。たとえ理想の体が得られても、不満が解消されなければ、好きなものを我慢してまでジムで励む理由って何なんでしょう?

そして、私は極端な行動に出ることを決意しました。それは、"自分の体をありのまま受け入れる"ということ。

決して勘違いしないでほしいのですが、それは突然思いついたことではなく、筋肉が徐々に付いていくようなプロセスだったんです。いわば、自分の体を飾り物としてではなく、夢を実現するための手段とみなすことにした、という感じです。それからは自分を罰するためではなく、楽しむために体を動かすことにして、食べ物を良いか悪いかで判断せず、物が違えば食べたときの気分も変わるし、そして異なるエネルギー源をもたらすものだと捉えるようにしました。

そして何よりも、人生を謳歌し、自分のために生きることを選びました」

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

「過激なまでの自己愛は、いくらでも自分に注ぐことができる…。でも、自分の体に対するキリのない不満という足かせから自分を解放し、自分の体を愛するという、悟りとも言える境地に至るにはどうすればいいの?

その悟りは1人1人違うし、自分に対する視点を変えることは大きな努力を要するもの。そこで、私なりの頭の切り替え方を紹介したいと思います。

1. 自分の人生の目的が何であるかを認識することと、自分の体と戦闘状態になることは別物です。一生付き合う運命共同体の人と、あえて敵対関係を持とうなんて思わないでしょう?

2. 自分は行動し、目標を達成し、自分に貢献するために存在しているのだと自覚すること。あなたはあなたの体のリーダーなんだから。

3. 人生は、あって当然のものだと思わないこと。人生なんてあっという間に終わってしまうもの!

4. 確固たる視野と感謝の心を持つこと。摂食障害、うつ病、体に対する不安症を抱えている人に対しては絶対こんな言葉をかけないけれど、それ以外で自分の体についてボヤいているすべての人に、"世界規模で考えてみたら、なんだかんだ言ってあなたは健康だし、恵まれていると思わない?"と言いたいわ。楽なベッドで寝て、食事もできるでしょ? 世の中には恵まれない人が大勢いる。だから、もっと感謝の気持ちを持って、今の自分を受け入れてもいいんじゃない?」

「今の私の体は、以前と同じではないかもしれない。タプタプしているし、太ももはたるんでいるし、垂れているし、幅が広く、太くなった。でも、これだけは断言できる。自分を愛するということ以上に、パワフルで偉大なことなんてない、と。

体に対してポジティブな姿勢を持ち、自己の発展を受け入れることは奇跡的に素晴らしい体験です。そして年齢や時期に関係なく、いつでもできること。チョコレートよりも、バラの花束よりも、まずは"自己愛"を自分にプレゼントしてみてくださいね」

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

COSMOPOLITAN UK