専門家が解説!「汗」にまつわる8つの真実

汗自体にはニオイがないらしい

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服に染みたり、ニオイの元になったり…何かと女子を悩ませる「汗」。特に年中異常に汗をかくという人は、多汗症の可能性も。

コスモポリタン イギリス版では、イギリスの人気医療番組『Embarrassing Bodies 』への出演で知られるピクシー・マケナ女医が、汗にまつわる8つの真実を解説。

多汗は他人事という人も、ぜひ知っておきたい汗の基礎知識をお届けします!

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1.異常な汗かきは多汗症なのかも?

「異常に発汗してしまう多汗症を患う人は比較的多く、15%にのぼります。10代から20代にかけて発症すると、生涯悩まされることになります。汗をかくことの不快さに加えて、洗濯物が増えたり、洋服選びに悩んだり、精神的に負い目を感じてしまうからです」

2.1日1リットルの発汗が理想

「発汗は基本的に体温調整の手段なので、誰もが汗をかきます。汗をかかないと言う人もいるけれど、そんなはずはありません。汗の主成分は塩化ナトリウム、つまり汗とは塩と水なのです。誰でも1日に1リットルは発汗するもので、砂漠のように極端な環境だと、5リットルも発汗することもあります」

3.汗は無臭!?

「汗は匂うと思われていますが、汗そのものは実は無臭です。洋服や肌に付着した汗が乾燥して、そこにバクテリアが繁殖した際に匂いの元となるのです。脇汗で言うと、脇に滲んだ汗が乾いて細菌が繁殖することで匂いとなります。洋服に染みた汗の場合も同じ。デオドラントでいくら匂いを誤魔化しても、原因である汗を止めなくては効果がありません」

4.多汗の原因は体内温度計の異常?

「多汗症を患う人は体内温度計に異常があるようです。ストレスフルな状況で稼働する交感神経系からの信号を、体内温度計が誤認識して、間違った指示を出してしまう。その結果、汗をかかなくていい状況で過剰に発汗してしまうのです」

5.発汗が病気の予兆であることも?

「原因が不明の多汗症とは別に、病気が原因で異常な発汗を引き起こすケースもあります。甲状腺疾患や糖尿病、パーキンソン病の患者はより多く発汗します。このように、多汗はより深刻な病気の症状であることもあるのです。寝汗をかく患者は、不安を抱えていたり、特定の薬を服用していたり、リンパ種疾患やマラリア患者にもみられます。これらは、多汗症とは全く違う種類の多汗です」

6.制汗剤とデオドラントの根本的な違いって?

「多くの人が利用するデオドラントは、匂いを中和させるだけで、発汗自体を抑えるものではありません。これは一般的に理解されていない基礎事実です。制汗剤とは、主な成分である塩化アルミニウムが汗腺に蓋をする働きをすることで、発汗自体を抑えます」

7.知っておきたい多汗症対策

「デオドラントや制汗剤でお手軽な脇汗対策をし続けるのもひとつですが、発汗部位に関わらず多汗を抑えるための薬も存在します。どれも医師の処方箋が必要で、継続的な服用が欠かせない他、口が乾いたり、視界がぼやけるといった副作用を伴います。一長一短というところでしょうか。あまり知られていない治療法に、イオントフォレーシス療法があります。スタンガンのように、汗腺に水を媒介として電流を流してショックを与える治療法で、手のひらや足裏など特定の部位からの発汗に悩む人に効果的です。

そして、ボトックス注射療法があります。費用と注射が気にならない人にはお勧めの治療ですが、ワキに50本程の注射を打つことになり、それでも3カ月、長くても6カ月しか効果が持続しないので、また注射が必要になります。他には交感神経切除という手段があり、これは発汗の根本原因となる交感神経を遮断するという本格的な手術です。内視鏡手術も可能ですが、一般的ではありません。これもいくつか副作用があり、手の平を治療した結果、手の発汗は抑えられても、別の部位から新たに多汗してしまうという代償性発汗が挙げられます。他には、ホルネル症候群(交感神経の障害によって瞳孔異常などをきたす疾患)もあります」

8.たかが多汗とは思うべからず?

「『たかが多汗で医者に行くのは気が引ける』という患者さんが実に多いのです。患者を診るのが医者の仕事です。患者が来なければ、私たち医者は失業してしまいます。制汗剤を使っても効果が無い場合や、精神的・肉体的な苦痛を感じているのなら、ぜひ一度診断を受けることをお勧めします」

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:シャー順子

COSMOPOLITAN UK

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