キスをするのが恥ずかしくない、"爽やかな息"でいたいというのは誰もが願うこと。実は、簡単にできる口臭予防対策がいろいろあるのだそう。コスモポリタン アメリカ版が、ニューヨーク在住の歯科医、デボラ・グラスマンと、ジェニファー・ジャブロー氏から教わった14の「口臭対策」を伝授!

1. 炭水化物、脂質とタンパク質のバランスをとる

まずは炭水化物、脂質とタンパク質のバランスがとれた食事を心がけましょう。極端に炭水化物を減らしてしまうと、体内でケトン体が作り出され、カラダが処理しきれなかったケトン体は発酵し、臭いが食道を逆流して舌に粘着するのだそう。そのため、息の匂いを意識するなら、ブロッコリー、ニンジン、さつまいものような健康的な炭水化物やフルーツを食生活に取り入れて、バランスのとれた食生活を送るのが大事とのこと。

2. 野菜を豊富に

アルカリ性の野菜をたくさん食べると、体内のpHバランスを調整できて口臭予防効果があるのだとか。酸性に偏った食事(肉、魚、卵、穀類など)は口臭を招いてしまうよう。

3. 歯ごたえのあるフルーツや野菜を食べる

間食がしたくなったら、リンゴのような歯ごたえのあるヘルシーなフルーツや野菜がオススメ。リンゴ、セロリ、ニンジンなどのシャキシャキ系の野菜やフルーツは、噛むときに歯の間に溜まった食べカスを取り除き、そこに潜んでいた細菌も併せて除去する効果があるのだそう。この天然歯ブラシ効果で、歯の表面にできるイヤ~なザラザラ感も防げてしまうのだとか。

4. 11.4リットルの水を飲む

十分な水分補給は、口腔内を潤して細菌の繁殖を防ぐほか、カラダが正常に機能する上でも大事なこと。ただし、保存料としてクエン酸が入っている市販の炭酸飲料やアイスティーは、逆に口臭の原因になったり、歯のエナメル質を傷つけてしまうこともあるそう。特に炭酸は強い酸性なので、エナメル質が溶けてしまう恐れも。清涼飲料水の摂取量は控えめにして、代わりに純粋な水を飲むのが賢明のよう。

5. 緑の野菜ジュース を飲む

緑の野菜ジュースは低酸性の飲料であるのに対して、コーヒーは強い酸性なのだそう。コーヒーが飲みたくなったらぐっと我慢して、代わりに緑の野菜ジュース(酸っぱくないもの)を飲んでみて。さらに、野菜効果で体内のアルカリ性を補強できるので一石二鳥かも!?

6. ミントやパセリの葉を噛む

生のミントをかじると、口臭予防になるほか、栄養も補給できて◎とのこと。また、ジャブロー医師曰く、パセリにふくまれるクロロフィルには、(揮発性硫黄化合物による)"腐った卵臭"や、(メチルメルカプタンによる)"家畜臭"などの口臭を予防する効果があるのだそう。

7. プロバイオティクスを摂る

"プロバイオティクス"は、腸内フローラのバランスを改善してくれる生きた微生物のこと。必要な酵素が補われ、十分な消化を助けてくれるため、お腹で食べカスが発酵するのを防ぐ効果があるのだそう。さらに、食事からの栄養吸収もよくなると言われていて、グラスマン医師も患者さんに毎日プロバイオティクスを摂るよう勧めているのだとか。

8. 毎日の歯磨きとデンタルフロス

面倒に感じてしまいがちだけど、やはり毎日デンタルフロスを使うのは必須のよう。歯磨きで歯の歯垢(プラーク)や細菌を除去しているはずだけど、歯ブラシで届かない部分をカバーするのがデンタルフロス。定期的に使わないと、歯間に細菌が繁殖し、臭いのある酸を生成して口臭の原因になってしまうのだとか。

9. 舌のケアをする

細菌は舌の表面を覆う突起(味蕾/みらい)に付着すると言われ、そこでも口臭の原因となる物質が生成されるのだそう。舌のおそうじ法としては、専用のクリーナーやブラシなどがあるので、これらを使って細菌やそこから生じる白い苔のような汚れ、そしてプラーク(歯垢)をしっかり除去して!

10. マウスウォッシュを使う

マウスウォッシュを選ぶ際は、ノンアルコールタイプで塩化亜鉛が含まれているものを。口腔内が常に潤っていて(唾液が口臭を防ぐ)、虫歯の原因となる細菌が繁殖しないのが理想とのこと。アルコールは口腔内を乾燥させてしまうため、細菌の繁殖を手助けして口臭の原因になってしまうのだそう。グラスマン医師は、「ノンアルコールタイプのマウスウォッシュか、もしくは自家製マウスウォッシュがオススメです。大さじ1杯の重曹を1カップのぬるま湯で溶いて、12滴のぺパミーントオイルを加えれば作れます。この自家製マウスウォッシュは、重曹の抗菌効果があるほか、ノンアルコールですし、市販のマウスウォッシュが無くてピンチなときでも手軽にお口をリフレッシュできます」と解説。

11. キシリトール入りの無糖ガムを噛む

ガムを噛むと、唾液の量が増えて細菌の繁殖や歯の色素沈着を防ぐことができるのだそう。ガムを選ぶときは、甘味料が入っていると細菌に餌をやることになり逆効果なので、必ず"無糖"や"シュガーレス"で、抗菌作用のあるキシリトールが含まれているものを選ぶこと。

12. タバコはNG

喫煙すると、口だけでなく体内の細胞が乾いてしまうのだそう。さらに、ニコチンが血管を締め付け、唾液の循環が悪くなり、口腔内の正常機能が損なわれて口臭の原因に。

13. 香り付きのリップグロスを塗る

さすがに、強烈なニンニク臭をカバーすることはできないとしても、歯磨きやデンタルフロスをするまでの短時間なら口臭をごまかせるかも?

14. 定期的に歯医者へ

特に、あれこれ口臭対策をしたにも関わらず改善が見られない場合は、何か深刻な原因が潜んでいる可能性もあるので、歯医者さんに診てもらいましょう。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: シャー順子

COSMOPOLITAN US