減量と、外食などの"付き合い"を両立するのは至難の業。付き合いを優先すると、どうしても必要以上に食べたり、飲酒をしてしまいがち。
そこで注目したいのが、以前、「食べ歩き担当」の仕事をしている女性として紹介したことのあるソフィー・ハーディーさん。彼女は5週間連続で毎週2回外食するという生活を送りながらも、2キロの減量に成功し、最終的には16カ月かけて合計約26キロも体重を落とすことができたそう。そんな彼女がコスモポリタン イギリス版にダイエットの秘訣を語ってくれました。
ソフィーさんによると、彼女は10代の頃から体重で悩んでいたそうで、「食べることが大好きで、断ったり、食べるのを止めたりするタイミングがわからなかったんです」と告白。しかも、彼女は新陳代謝がスローだったため、体重はどんどん増えていったのだとか。
「10代で太っていることは辛かったです。友だちにはボーイフレンドがいたけれど、私はいつも"太った女の子"という存在でした。当時の私はそれで笑いを取ることによって、心に抱えていた不安感を覆い隠していたんです」
しかし体重が126キロに達したとき、さすがにどうにかしなくてはいけないと痛感し、ダイエットプログラムの<ウェイト・ウォッチャーズ>に参加。ところが間もなく挫折し、大学に入学する頃には同プログラムの教室に通うのを止めてしまったそう。当然、減った体重は元に戻ることに…。
そして2016年1月。この頃のソフィーさんの体重は111キロ。PRとマーケティングの仕事で多忙を極めていたこともあり、「(当時の自分は)最高の状態とはいえませんでした。お客さんと会うときや服を着るとき、自信を持ちたかった」と振り返る彼女。そこで<ウェイト・ウォッチャーズ>に再入会し、今回は最後まで続けようと決心したそう。
こうして減量生活に突入したある日、発見したのが<ウェイト・ウォッチャーズ>による「食べ歩き担当」の募集広告。これを見て、彼女のチャレンジ精神に火が点くことに。その内容とは、週に2軒のお店で外食するのを5週間続けることにより、減量と外食は両立することを実証するというもの。
450人の応募者の中から見事にこのポジションを勝ち取ったものの、当初はかなり緊張していたそう。「実際には体重が増えるのではないかと心配でしたが、肝心なのは、80/20ルール(8割は健康的なものを食べ、2割は好きなものを食べるというダイエット法)を意識することです。つまり、100%健康的である必要はないんです」。その結果、5週間で約2キロの減量に成功したソフィーさん。
彼女はそのコツについて、こう解説しています。「メニューを見るとき、揚げ物や衣付きのものを避け、グリル、ポーチド(茹でた)、スチームド(蒸した)を選ぶようにしていました。とはいえ、高カロリーのものを食べてもいいんですよ。我慢してしまうと逆効果ですから。適量に留めることができれば問題ありません。ただし、翌日は食事を軽めにするなどしてバランスを取ることが大事です」。
こうして<ウェイト・ウォッチャーズ>を再開してから16カ月目に当たる今年の5月、ソフィーさんは目標だった体重85キロと、健康的なBMI値を見事実現したそう。
彼女はプログラムを真面目に守ったこと以外に、効果のあったポイントについても触れています。
1.食べる量に注意する
「大皿ではなく、小さめのお皿で食事をしましょう」
2.健康的な食べ物にフォーカスする
「飽和脂肪酸や糖分の多い食べ物を避け、タンパク質や野菜の多い、バランスの取れた食事を心がけましょう」
3.食事日記をつける
「口にしたすべてのものを記録すれば、1日の終わりに何を食べるべきかがわかります」
4.多少の運動をする
「すべき運動のレベルは個人によって違います。自分が楽しみながらできる運動を自分のペースでやりましょう」
単に見た目が美しくなっただけでなく、気持ちの面でも大きな改善が見られたというソフィーさん。「完ぺきな人などどこにもいません。多くの女性は自分の体に自信が持てないもの。でも、今の私は自信に満ちています」。
「写真を撮るときに人影に隠れる代わりに、自信を持って服を着られるようになったし、人と話すときにも堂々としていられます。以前と比べてずっと幸せで健康的に感じます」
「健康的に減量するには、バランスの取れた正しい方法で行うことが大切」。ソフィーさんのダイエットエピソードは、この事実を改めて私たちに教えてくれています。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: Rubicon Solutions, Inc.