看護師が教える「婦人科系がん」の5つのこと

あまり知られていない女性特有のがんも

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乳がんに関しては啓発運動が盛んだし、卵巣がん、子宮頸がんについても聞き覚えのある人は少なくないはず。ところが、実際は、女性特有のがんはそれ以外にもあるのだとか。

卵巣がん、子宮頸がんに加え、あまり知られていないのが、子宮がん、膣がん、外陰がん。そこで、こうした婦人科系のがんについてもっと知識を広めるべく、グッドハウスキーピング イギリス版が、看護師で、婦人科系のがんについての情報を提供する支援団体<Ask Eve>を運営するトレーシー・マイルズさんに、あまり知られていないその実態について教えてもらいました。

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1.胸についての方が、下半身についてより話しやすい

乳がんについてはあらゆる場面で言及されているし、多くの人々は主要な慈善団体である、ピンクリボンの名前も知っているはず。乳がんが多くの女性やその家族に多大な影響を与えるものであり、認知されてきているのは今までの活動があってのことだけれど、婦人科系のがんも同じように注目されるべき。マイルズさんによると、胸について話す方が生殖器について話すより気楽なため、あまり話題にされてこなかったのでは?とのこと。

「胸について話す方が簡単です。でも、パンツの中のことは話しづらく、性行為と深く関わっています。大多数の人々はまだしていませんが、胸のチェックはずっと簡単で、自分でもしやすいもの。けれど、婦人科系のがんについて啓発しようとすると、基本的にはパンツを脱いでもらわなくてはならなくなるんです」

2.生理についてもっとオープンにならなくていけない

婦人科系のがんについて啓発するなら、その兆候をとらえなくてはならないため、生理について話すことが不可欠になるそう。

マイルズさんによると、「生理とがんの関係が疑われるのは、生理があるべきではない時に生理があった場合が多いのです。それはおそらく、子宮からの何らかのサイン。ですから、生理について気楽に話せるようになれば、膣から出て来るものについても話せるようになります。そうなれば、膣からの出血について話す時に居心地の悪い思いをする必要もなくなります。」

3.もっと「膣」と口に出して言うようにするべき

私たちが性器について話す時、気恥ずかしさから、俗語を使いがち。でも、医師に相談する時は、正しい言葉を使った方が心配していることをきちんと伝えられるもの。ある調査によれば、若い女性の65%が「膣」や「外陰部」という言葉を口にすることに抵抗を感じているそう。

マイルズさんによれば、より使われるべき単語は「外陰部」だそう。多くの女性は「膣」という言葉でその辺りの部位全体を指しているけれど、まずは正しく区別することが大事とマイルズさん。

「膣について話しはじめたら、『膣の外側の部分は外陰部と呼ぶのですよ』と伝えています。まず人々が『膣』と言うのを受け入れて、それから2枚の縁で覆われている部分全体は外陰部なのだと教育する必要を感じています。でも、顔を赤らめたり、逃げ出したりせずに『膣』と言えるだけで、素晴らしいことです」

4.出血すべきでないときに出血するのは赤信号

子宮がん(子宮内膜がんとも呼ばれる)は、実際のところ、女性に多いがんの中でも上から4番目。

子宮がんでもっともよく見られる兆候は、膣からの異常な出血で、特に閉経後に起こるもの。約90%の子宮がんは更年期後、あるいは不規則な出血によるものなのだとか。異常な出血があったからといって、ほとんどの場合は婦人科系のがんではないけれど、医師に診断してもらうべき症状であることは確か。

「子宮がんは婦人科系のがんの中でもっとも多いものですが、早期に発見すれば治りやすいものでもあります。出血するはずのない時に出血するのがそのサインです」とマイルズさん。

5.太っていることを恥ずかしがらずに体重について話さなくていけない

子宮がんのリスクを引き起こすもっとも大きな要因の1つが肥満なのだとか。理由は、それによって体内のホルモンバランスが崩れる可能性があるから。他にもホルモンバランスを崩すものはあるけれど、健康的な体重がリスクを軽減するものではあることは確かなのだそう。

「食生活を管理し、体重を標準的なレベルにまで落とすことで、子宮がんのリスクをかなり軽減することができます。これが本当に難しいことだということは分かっています。太っていることを否定するようなものですから。それに、大幅に体重を落としたことがある女性の1人として、太っている状態から痩せる状態になることがどんなことかも知っています。これは本当に難しい問題なのですが、肥満は子宮がんの大きなリスクとなり得ます。『肺がんになりたくないからタバコをやめなくちゃ』と言うのは簡単ですが、子宮がんになりたくないからドーナツをやめなくちゃとは言いづらいものです。人々を評価することなく、体重について話せるようになる方法を考えなくてはなりません」

マイルズさんがよく聞かれる質問:

Q.閉経後数年経って、また生理が始まりました。お医者さんに行くべきですか?

「こういう質問をする女性達はすでにその答えを知っていますが、看護師に確認をとり、病院に行くための自信を得たいのです。おそらくがんではありませんが、必ずチェックしてもらうべきです」。

Q.外陰部に腫れ物があるのですが…膣カンジダ症ですか?

「『膣カンジダ症の薬は効いていますか?』『いいえ』――では、膣カンジダ症ではありません。ですから、私はただこう言います。『たぶん、何でもありません。外陰部には様々な皮膚の状態があるものです。でも、脚の間がかゆいのは気持ちのいいものではないので、医師に診てもらってはどうですか』と。そう伝えることでやっと病院へ行けるのです」

Q.私は卵巣がんでしょうか?

「女性達は、むくむ、便秘だ、と言っては子宮がんを疑います。彼女たちはたぶん卵巣がんではなく、ただむくんでいて便秘なだけで、心配なことは何もありません。たしかに、残念ですが、特定の年齢の女性はお腹周りが少し大きくなることがあります。閉経後にはそうなるものなのです。けれど、もしあなたがこうした兆候に3週間以上悩まされているとしたら、私は必ず病院に行くことをお勧めします」

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

GOOD HOUSEKEEPING US

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